言いたいことを短い「キャッチフレーズ」感覚で表現してみようという「最大5ワードで話すタコ式英会話」のコーナーです。



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Last update January 2, 2019
 Case S003   失礼ですがお名前は?スペルを教えてください。

Excuse me.
May I have your name?
Could you spell it, please?

エクスキューズ・ミー。メイ・イ・ハヴ・ア・イム? クジュー・スル・イット・プーズ?
(赤字の部分は強く読みます。矢印は語尾の上げ下げを表しています。)

 Listen!  
(発音サンプル:読み上げソフトを利用したものです。)

 Words 

赤字の部分は単語のアクセント(強勢)のある箇所です。
英単語 発音の目安 意味
excuse me エクスキューズ・ すみません。excuse (許す) + me (私を)
may ~してもよい(許可)
I 私は(が)
have 持つ
your あなたの、あなたたちの
name イム 名前
could you ジュ ~してもらえませんか?ていねいに頼むときの表現。
spell スペル(をつづる)
it ット それ(は)
please ーズ どうぞ





 解説 

上の音声を聞きながら、強弱やイントネーションをまねて発音しましょう。読み上げソフトを利用したものなので、どことなく機械的な読み方になっていますが、そこは、たっぷりと感情や臨場感を込めて発音してみてください。

相手に名前を聞くときは、まず自分から名乗るのが普通です。お互いに自己紹介する場合は、当然相手も名前を言ってきますから、あえて Excuse me 「エクスキューズ・ミー」は必要ありませんが、相手が名乗って来ない場合で、相手の名前を聞く必要がある場合などに Excuse me と言って May I have your name? と聞くことができます。決まり文句ですので、このまま覚えましょう。

また、相手の名前を聞く場合の言い方として、What's your name? 「ゥアッツ・ユア・ネイム」という言い方もありますが、ここでは、ていねいに相手の名前を聞くときの表現を紹介しています。とくに相手が自分から名乗って来ないのに、いきなり What's your name? ではあまりにもぶしつけですので、(聞く必要がある場合は)これを使います。

さて、名前を聞いたのはいいが、答えられても聞き取れないというのはよくある話です。それも「スミス」や「ブラウン」ならまだしも、世の中そんなに甘くはありませんね。しかも慣れない西洋の名前ですから、スペルを言ってもらうのが一番いいでしょう。

ここの Could you ...? という表現は、ていねいに何かを頼むときの表現です。Could you の後に動詞をつけて「○○してもらえませんか」という意味になります。最後に please をつけるとさらにていねいになります。また、Please spell it でもいいのですが、Could you ...? のほうが大人の表現という印象があります。友人同志でも、頼みごとをする場合によく使います。また、「スペル・イット」の発音は、「スペリット」と一気に発音したほうが英語のリズムが出ます。

言葉がわかるわからないに関わらず、ジェスチャーは言葉を助けます。ジェスチャーを活用しながら、あくまでも相手に通じることをめざしましょう。


 発音レベルアップ 

ちょっとした発音のポイントを押さえるだけで、ぐんと英語らしくなります。それぞれの発音のポイントの説明は「発音なんてタコ」のコーナーをご覧ください。

スイスイS 「エクスキューズ」、「プリーズ」の「ズ」がこの音の声出しパターン、「スペル」の「ス」が息だけパターンになります。
母二人「おう」 「メイ」、「ネイム」の「ネイ」は母二人「えい」、「アイ」は母二人「あい」の音になります(母二人「おう」のページをご覧ください)。
口噛み 「ハヴ」の「ヴ」が声出しパターンです。
ベロタッチ 「スペル」の「ル」、「プリーズ」の「リ」がこの発音になります。

 その他、「エクスキューズ」や「プリーズ」の「ズ」、「スペル」の「ス」も日本語の「ズ」 (zu) や「ス」 (su) ではなく、「スイスイS」の [ z ][ s ] の音だけを出すようにしましょう。
 「ネイム」の「ム」も、日本語の「ム」 (mu) にならないよう、[ m ] の音だけを発音するようにしましょう。詳しくは [m] の発音のしかたを参照ください。
 同様に、「スペル」の「ル」も日本語の「ル」 (lu) ではなく、「ベロタッチ」の [ l ] の音だけを出すようにしましょう。
 「ハヴ」の「ヴ」も日本語の「ヴ」 (vu) ではなく、「口噛み」の [ v ] の音だけを出すようにしましょう。
 「イット」の「ト」は、日本語の「ト」 (to) にならないよう、[ t ] の音だけを発音するようにしましょう。詳しくは [d]、[t] の発音のしかたを参照ください。