File No. 725
▲Page top
|
paw
[pɔ:]
|
爪のある動物の足、足でたたく、引っかく
|
- The cat is pawing my leg right now to let me know he wants some attention.
- The dog was pawing the door, probably to get into the room.
|
賢い犬ならできる「お手」。忙しくて借りたいとは言うけれど実際何の役にも立たない「ネコの手」。正式には「手」と言うよりは「足」と言うようですが、犬やネコ、ライオンなど、爪のある動物の「足」を言います。動詞としての使い方もあり、前足でドアをカリカリやったり、捕まえた獲物などを前足で突付いてみるといった動作を表わします。動物だけでなく人間の手に対して使われるときもありますが、グローブのようなデカイ手とか不器用な手といったジョーク交じりになり、動詞で使うと異性に対してさわるといった意味で、犬ネコのような可愛い世界ではすまなくなります。語源は中世フランス語の poue 。
|
File No. 724
▲Page top
|
putrid
[pju:trɪd]
|
腐敗した、不快な
|
- There is a putrid odor emanating from the jar.
- It is a putrid example of how ignorant people can be.
|
夏の日が近づいてくると気になるのは食べ物が腐ること。ある初夏の日、苦心して作ったビーフシチュー。あくる日も夕ご飯に食べようと楽しみにして家に帰ったのに、鍋の蓋を開けてビックリ。いろんなカビ模様のシチュー、おまけに異様な臭いが…。食べ物などが腐っていることを言います。また、食べ物だけでなく、道徳的な腐敗や、人を不快な気持ちにさせるような状況を表わします。語源はラテン語の putris 「腐った」、同じくラテン語の putere 「悪臭がする」も同源。
同義語
rotten, stinking, foul, reeking, decomposed, rancid
|
File No. 723
▲Page top
|
quarto
[kwɔ́:(r)toʊ]
|
4つ折判(の紙)、4つ折本(高さ27~31cm)
|
- A quarto book has a height of 27-31 cm while a Folio book is over 31 cm.
- A quarto book is bound from sheets of paper folded in half twice.
|
紙のサイズもいろいろ。日本でポピュラーなA4サイズは 21 cm x 27.7 cm で、これはISO国際規格で標準化されたサイズですからヨーロッパでも通用するのですが、アメリカに行くとA4の変形サイズの「レターサイズ」が一般的。そして、quarto とか folio と言えば、1枚の紙を折って得られるサイズのことで、quarto はラテン語の quartus が語源で「4つ折り」。つまり大きなサイズの紙を4等分したサイズの紙を言い、folio は2つ折り、そして octavo は8つ折りというわけで、それぞれラテン語の「葉っぱ」、「8」を意味する言葉が語源です。
|
File No. 722
▲Page top
|
diachronic
[daɪəkrɑnɪk/-kɔnɪk]
|
通時的な
|
- A diachronic approach involves an examination of origins, development, and change.
- Diachronic and synchronic are two logics of order which oppose one another.
|
日常的な会話などで出てくる言葉ではありませんが、言語学などを研究しようというような場合によく出てくる言葉です。事実や物事などを歴史的に見ていく手法で、たとえば、17世紀の英語が18世紀、19世紀と経て現代に至るまでどのように変遷してきたかというようなことを研究します。通時的の反対語は synchronic 「共時的」ですが、これは同じ時代に生じている事柄などを研究する方法で、たとえばアメリカ英語とイギリス英語、オーストラリア英語などをいっしょに並べてみた場合どんな差異があるかといったことを問題にします。
|
File No. 721
▲Page top
|
pannier
[pænjə(r)]
|
二個一組の荷かご、パニエ
|
- A pair of panniers weighing around 170 pounds was tied on each horse.
- In court costume, panniers became so large that royal theatergoers required an empty seat on either side of their own.
|
言ってみれば左右振り分け荷物かご。馬やロバなどの左右の背中に荷物を積むときなどに使います。動物だけでなく、オートバイや自転車の両側に設置し、荷物を入れるようになったバッグやかごを言います。また、結婚式などのドレスの広がったスカートの裾、その広がりや重量感を見せるために内側に身につける「パニエ」というインナーのことも指します。昔はクジラのヒゲや針金で作られていたとか。語源はラテン語の panarium 「パンを運ぶかご」。
|
|