File No. 1540   ▲Page top
hoop
[hu:p]

輪、くぐり輪、樽などのたが

  • He tries to teach his cat how to jump through the hoop.
  • They need a place to play basketball hoop.

友だちの輪とか、知り合いの輪など、いろんな「輪」がありますが、サーカスなどで動物がくぐらされている「輪」であるとか、樽などに巻きついているバンド状の輪、ふわっと広がったスカートの内側に支えで入っている針金の輪、刺繍をするときに布をはさむ輪、耳から下げるとちょっと重いイヤリングの輪、昭和30年代に流行った腰で回して遊ぶフラフーフの輪… など、いろんな輪を指します。また、バスケットボールを投げ入れるときの網のついた輪のこともこう呼び、play basketball hoop などと言います。その他、熟語で jump through the hoop と言うと、試練をくぐり抜けるという意味があります。語源は中世英語の hop 

 同義語  ring, band, loop, wheel, round, girdle, circlet


File No. 1539   ▲Page top
rudiment
[ru:dɪmənt]

初歩、いろは、芽生え

  • He learned the rudiments of writing poetry at high school.
  • We sensed the rudiments of a new idea never heard before.

パソコンの「いろは」を教えます(なぜか○○の「あいう」とは言わない)とか、カメラ撮影の「ABC」を教えますなど、たいてい最初の3文字をとって表現することが多いのですが、「初歩」という意味の単語。複数形に定冠詞をつけて the rudiments of ... というふうに使います。その他、新しい思想やプランなどの「芽生え」といった意味もあります。いずれにしろ、まだ、完全な形になっていないのがポイントで、未発達というニュアンスがあり、生物などのそのまま発達することなく、残っている器官などの「痕跡」という意味でも使います。語源はラテン語の rudimentum で、rudis 「粗い、形成されていない」という単語から。

 同義語  base, basis, cornerstone, foundation, fundament, fundamental, root


File No. 1538   ▲Page top
bovine
[bvaɪn]

牛の、牛のような、鈍重な

  • Our bovine friends "moo-ve" to a new farm.
  • Faced with a problem, he always shows bovine apathy.

「牛」を意味するラテン語系の単語。草原を軽やかなスピードで駆け抜けるといった表現が似合わないのもこの動物で、おっとり、のんびり、テコでも動かないといった頑固なイメージもあります。ということで、bovine dullness 「牛のような鈍重さ」とか、bovine apathy 「牛のような無関心さ」などといった表現でも使われます。犬や猫と違って、複数の呼び方があり、お馴染みの cow は「雌牛」、対して「雄牛」は ox bull があり、前者は去勢した牛で食用にもされる牛を指し、後者は去勢していない牛、つまり、闘牛などに出てくる気の荒い、攻撃的な牛を言います。語源はラテン語の bos 「牛」。

 同義語  cow-like, taurine, calf-like, cattle-like, dull, heavy, sluggish, lethargic


File No. 1537   ▲Page top
canine
[knaɪn]

イヌ科の(動物)、犬のような

  • He named his canine friends after his father.
  • Canine teeth are more important than some other teeth.

「警部、相方が転勤になりましたので、新しいパートナーが欲しいんですけど…」 「うむ、それは考えてある。コイツだ、名づけて K9 (ケーナイン)号」 「い、犬ですか…」 「心配するな、警察犬あがりの優秀なヤツだ」 てなことで、名前といい、どっかで聞いたような話ですが、ラテン語系の単語で「イヌ」を意味し、イヌ科の動物を表します。発音が同じであることから、 K9 というわけです。また、canine teeth と言えば「犬歯」のこと。語源はラテン語の canis 「犬」。犬が出たついでに、ネコ(科の)という形容詞は feline


File No. 1536   ▲Page top
feline
[fi:laɪn]

ネコ科の(動物)、猫のような、動作の軽やかな

  • She is a lovely kitten who loves to play with her feline friends.
  • He is a boy with feline suppleness and stealthiness.

ラテン語系の単語で「ネコ」を表します。普通に「ネコ」というときはもちろん cat を使いますが、「ネコ科」の動物とか、「ネコのような」柔軟さ (feline suppleness) などと言う場合に使うのがこれ。「うちのネコは他のネコ友だちと遊んでいます」というときに feline friends などと言うと、ちょっとユーモラスで、いかにも英語を使い慣れているといった印象を与えそうです。というわけで、「あら、うちのタマなんかも feline friends が多くてね、このあいだも庭に出てみたら、トラやライオン、ジャガーたちといっしょに遊んでいたわよ」なんてことで、ネコ(科)の友だちには違いありません。語源はラテン語の feles 「ネコ」。

 同義語  catlike, leonine, graceful, slinky, sinuous, stealthy



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