File No. 1545   ▲Page top
contrived
[kəntrvd]

仕組まれた、作り物の、不自然な

  • She said "everything is ok," with a contrived smile.
  • A story of his experience is contrived and far from the truth.

「これが娘の写真だ」 「おおーっ、なんと美しい!さすが社長のお嬢さんっ」 などと不自然に感動してみせるとか、居眠りしていたところへ得意先からの電話、「あ、あの件、進めてくれてるかね?」 「はいっ!今フル稼働でやってるところですっ!」といった虚構のやる気、この忙しいときに来客かと思いながらも相手の顔を見るなり、「いやあ、お待ちしておりました」と作り笑い…。ということで、計算ずくで仕組まれた、自然に発生したものではなく不自然なという意味の形容詞。世の中、多かれ少なかれ、作り○○も必要。しかし、そればかりでも疲れます。たまには言ってみたい本音、「ま、決して美人とは言えないですね」とか。

 同義語  forced, laboured, artificial, elaborate, unnatural, overdone


File No. 1544   ▲Page top
tantamount
[tæntəmnt]

と同じ効果を持つ

  • Expressing an opposing idea is tantamount to treason.
  • His statement was tantamount to an admission of guilt.

あの人に反対意見を言うということは、反旗を翻すことと同じだよとか、ここで、「わかりました」と言うと「負け」を認めたことになるぞとか、「なんとかやってもらえませんかね」というこの「お願い」は「要求」だし、「御社以外にも会社はたくさんありますしね」というあの「発言」は「脅し」と同じだというふうに、何かと微妙なのが交渉の世界。たいていは、「お願い」とか「意見」などの表面的な言葉のレベルのひとつ上を想定していたほうがよさそうです。ということで、~と同じ効果を持つ、~するに等しいという意味の単語で、be 動詞+ tantamount + to という表現で使います。語源はラテン語の tam 「それほどの」+ amunter 「量になる」。

 同義語  equivalent


File No. 1543   ▲Page top
grouch
[ɡraʊʧ]

不平家、ふきげん、不平を言う

  • She always grouches about something.
  • As their boss is such a grouch, they have learned how to ignore him.

この状況ではさすがの彼も不平のひとつも出るというものだ、といった「臨時不平家」ではなく、しょっちゅうイライラしていて、また始まったぞというような「万年不機嫌」、すべてが「ぼやき」の対象になるような人のことを言います。また、動詞として「不平を言う」という場合にも使います。しかし、いつもぼやいているとそれがある種その人のキャラになってしまい、「なんか今日は楽しいぞ」と思っていても、「空が青すぎてまぶしいんだよ!」などと言ってみたり… それはそれで、周囲の期待する(?)人物像を演じているのかもしれません。語源は中世英語の grucchen 「不平を言う」。

 同義語  complain, moan, grumble, whine, grouse


File No. 1542   ▲Page top
parlance
[pɑ:(r)ləns]

話しぶり、言い方、ことば

  • Taking a bureaucratic approach" in his parlance means to split hairs.
  • He started explanation in scientific parlance.

科学者のお父さんは、納豆を食べない子供に向かって「納豆に含まれているビタミンK2は骨形成を促進し、ポリグルタミン酸にはカルシウムの吸収促進効果があるんだ」などと解説が始まり、お母さんは天真爛漫な性格で、「そうよ。納豆を食べるとステテコロールも減るのよ」などといった間違いは日常茶飯事。お兄さんは、「ありえねぇ…」とつぶやきながらしぶしぶ食べてみると「やべえ!まじイケてる」なんてことで、専門的な話し方とか、その人独特の話し方や使う言葉といった意味の単語。語源は古フランス語の parler 「話す」。

 同義語  language, talk, speech, jargon, lingo, phraseology


File No. 1541   ▲Page top
toot
[tu:t]

笛・汽笛などをピーピー鳴らす(鳴る)、鳴る音

  • The boys enjoyed tooting a whistle at the party.
  • A horn tooted as a car pulled up behind me.

交通安全週間などに、赤になりそうな横断歩道をダラダラ渡っていると、おまわりさんが「早く渡りなさい」と笛をピッピー、車に乗れば後ろのせっかちなドライバーがクラクションをプップーなどと鳴らす。ということで、笛や汽笛、クラクションなどを鳴らす、また、そういった音が鳴るという意味の単語。名詞としても使います。笛が鳴るといっても何も交通関連だけでなく、お祭りのときなどに鳴らす笛にも使えます。また、お祭り気分で「愉快に飲む」(もちろんアルコール。ジュースやコーヒーじゃさまになりません)、ちょっとトイレで「コカインを嗅ぐ」(いけませんね)といったスラングとしても使います。語源は音が似ていることから。

 同義語  beep, claxon, honk, blare, booze-up, carousal, carouse, bender



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