前置詞の使い分け (3) |
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では、もう少し例文を見てましょう。
ということで、まず、例文の 1) と 2) を比べてみますと、エラーメッセージが画面上に表示されるということですが、使われている前置詞が違いますね。ただ漠然と画面上に表示されると言う場合なら、 on でいいわけですが、画面の「下」に表示というふうに、表示される場所が具体的になってくると at が使われますね。同じように、3) と 4) を見ると、ただマニュアルの中にある、という場合とマニュアルのどこら辺にあるというのでは前置詞が違うわけです。 そして、 また、10)、11) のように、ケーブルに水が入らないようにというのは同じですが、ただ単にケーブルのなかに水が入るのと、ケーブルの先端から入ってくるという場合と、やはり前置詞が違うわけです。いかがですか?なかなかややこしいもんですね。実際、機器をつなぐコネクターのような場合は、取扱説明書などを読めば「どれどれとつないでください」と書いてありますが、前置詞の場合はそういうわけにはいきません。じゃあ、どうすればいいのかということですが、悲しいかな、「これ!」という方法はありません。ま、確かに辞書なんかも参考にしながら、リーディングなどの鍛錬も積みながら、感覚的に判断していくしかないようです。アメリカ英語とイギリス英語でも一部使い方が違ったりしますからねえ。そこら辺は、やはり、縁結びのようなもので、仲人として、責任を持ちながら、このお坊ちゃんにはあのお嬢さんというふうに、よく考えて判断するわけです。 とはいえ、これで終らせるのもどうかと思いますので、それぞれの前置詞の特徴というものを、ちょっと標語のような形でまとめてみましたので、ちょっとご紹介させていただきましょう。もちろん、これ以外にもいろいろありますからね、これですべてOKというわけではないんですよ。では、標語ですからね、御一緒に読んでみましょう。
ということでですね、前置詞と言っても、まだまだありますから、頑張ってお勉強してみてくださいね。 ということで、最後に今日の説明をまとめまして、みなさん、お待ちかねの(?)「一句」を詠ませていただきましょう。 |