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nip
[nɪp]

つねる、噛む、はさむ、摘む、冷気が刺す

  • They succeeded in nipping the bud of a conspiracy.
  • A neighbor's dog nipped my finger when I tried to stroke its head.

「どうしたんですか、そのほっぺ」「家内につねられてね」「その腕は?」「隣の犬に噛まれてね」「さんざんでしたね。で、その指は?」「さっき、エレベータのドアに挟まれて…」ということで、「つねる、噛む、はさむ」という意味の動詞。また、スラングで、「ひったくる」、「かっぱらう」など「盗む」という意味でも使われます。その他、「庭のバラの花を摘んできました」、「こっちは悪の華のつぼみを摘み取ってきたところだ」など、花やつぼみを摘む・摘み取るという意味や、冷たい空気が肌を刺すという意味もあります。それぞれ名詞としても使われます。語源は、中世英語の nippen 


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prickly
[prɪkli]

トゲだらけの、刺すような、チクチクする、怒りっぽい

  • He is a prickly person and therefore, he has very few friends.
  • She still has a sweet character just like chestnuts hidden in prickly burrs.

「なんか、今日は怒りっぽいですね」「実は背中がチクチクしてね」「どれ。あ、背中にこんなものが…」「栗のイガじゃないか!」なんてことで、栗のイガやウニなど、トゲがたくさんある様子を表します。また、虫さされなどで皮膚がチクチクするといった感覚を表す場合にも使われます。その他、トゲトゲしい性格だとか、いつもイライラして怒りっぽいなど、人間に対しても使われます。でも、生物がトゲで中身を保護するように、そういう人は案外デリケートなのかもしれませんね。語源は prickle 「トゲ、ちくりと刺す」の形容詞。

 同義語  spiny, barbed, thorny, bristly, irritable, edgy, grumpy


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bequeath
[bɪkwi:ð/-kwi:θ]

遺言によって贈る、伝える、残す

  • He bequeathed all his lands to his daughter.
  • This is the special watch bequeathed from my great-grandfather.

「遺言書ですか、おばあさん」「ああ。万一のときのために準備しておこうと思ってね」「それで?」「長男のお前にはあの壺を譲ろうと思うよ」「あの陶器まつりで3000円で買ったやつですか」「次男のお前にはこれ」「確か、みやげ物屋で買った置物?」「長女のお前には、我が家の味を伝授しようと思ってね」「え?それだけ?」「それより、おじいさんの遺産の10億円は?」「あれならとっくにアフリカの子供たちに寄付したよ」てなことで、遺言によって財産などを誰かに譲る、残すという意味の単語。物質的なものだけではなく、無形のものに対しても使います。語源は古英語の becwethan 「言う」。

 同義語  grant, endow, bestow, confer, impart


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leapfrog
[lí:pfrɑɡ/-frɔ́ɡ]

馬跳び(をする)、飛び越える

  • Children were playing leapfrog in the school ground.
  • He was very good and finally leapfrogged over his master.

直訳すると「カエル跳び」ということで、身体をかがめた人の上をぴょんと飛び越えるという子供の遊び。動詞としても使われます。日本では「馬跳び」にあたりますが、日本ではかがめた身体の横方向から飛び越えるのに対して、英語圏では背後から飛び越えるようです。つまり、後ろから来た人に飛び越えられるということで、競争社会ではイヤな響きがありますが、比ゆ的に「追い抜く」という意味合いでも使われるようです。まあ、ぴょんぴょんと軽快に飛び越えてばかりがいいとも限りません。飛び越えた先に待っていたのはあんぐり口を開けたヘビだったりして、人生、最後まで生きてみないと何とも言えませんね。


 File No. 2121   ▲Page top
err
[ə:(r)]

誤る、間違う

  • He admits he has erred in his judgment several times.
  • To err is human, to forgive divine.

イギリスの詩人 Alexander Pope の有名な言葉(二番目の例文)がありますが、そのまま訳すと、「間違いをするのは人間、許すのは神」ということで、「オレは神さまじゃないから、アイツのしたことは許せねえ」というのではなく、だからこそ許すように努力しようという意味なのだとか。また、発音ですが、最近では「エア」のように発音する人も増えているようです。たぶん、error 「間違い」などの発音の影響ではないかということですが、「その発音は間違いだ」、「そっちこそ。そんな間違いは許せない」というのではなく、言葉は変わるものでもあるし、しかたないですね。てなことで、語源はラテン語の errare 「さまよう」。

 同義語  miscue, mistake, bestow, offend, sin, transgress, trespass, deviate, stray




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