English |
Japanese |
Note |
A
To Top |
acetate |
酢酸塩 |
酢酸イオンを持つ塩。酢酸銅や酢酸ナトリウムなどがある。エタン酸塩とも。 |
acetic acid |
酢酸 |
化学式:CH3COOH、カルボン酸の一種。多くの化合物を作る際の試薬や酢酸ビニルモノマーの製造に使用。IUPAC命名法ではエタン酸。 |
acetylene |
アセチレン |
構造式:HC≡CH、炭素数が2のアルキン。IUPAC系統名はエチン。最も単純なアルキンで異性体は存在しない。 |
acene |
アセン |
複数のベンゼン環が直線状に縮合した構造を持つ炭化水素の総称。ナフタレンは最も単純なアセン。ポリアセンとも。 |
acetone |
アセトン |
示性式:CH3COCH3。マニキュアの除光液などに使われる有機化合物で、もっとも単純な構造のケトン。IUPAC命名法では 2-プロパノン (2-propanone)。 |
acid |
酸、酸性 |
水に溶けたときに電離して水素イオンを生ずる物質。塩基にプロトン(水素の陽イオン)を与える、または塩基から電子対を受け取る物質。その性質を酸性という。 |
acid group (radical) |
酸基 |
酸の分子から水素原子を除いた残りの原子団。 |
actinium |
アクチニウム |
元素記号:Ac、原子番号:89のアクチノイド元素。アルファ線が非常に強力で、ラジウムの150倍の放射能を持ち、暗所では青白く光る。 |
actinoid |
アクチノイド |
原子番号89から103まで(アクチニウムからローレンシウムまで)の15の元素の総称。全てが放射性元素で、半減期が短いものが多い。 |
acyclic compound |
非環式化合物 |
鎖式化合物のこと。 |
acyl group |
アシル基 |
カルボン酸のカルボキシ基からOHを除いた残りの官能基。 |
addition reaction |
付加反応 |
二重・三重結合などの不飽和結合が開き(例:二重結合が一重+一重になる)、そこにそれぞれ別の原子団が単結合を生成する反応。 |
alcohol |
アルコール |
炭化水素の水素原子をヒドロキシ基で置き換えた物質の総称。結合しているヒドロキシ基の数がn個であるアルコールを n価アルコールという。 |
alicyclic hydrocarbon |
脂環式炭化水素 |
ベンゼン環を持たない環式化合物。 |
aliphatic compound |
脂肪族化合物 |
非芳香族性の炭素化合物。最も単純な脂肪族化合物はメタン。 |
aliphatic hydrocarbon |
脂肪族炭化水素 |
アルカン、アルケン、アルキンなど非芳香族性の炭化水素。 |
aldehyde |
アルデヒド |
分子内にカルボニル炭素に水素原子が一つ置換した構造を有する有機化合物の総称。 |
alkali |
アルカリ |
アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物を指すが、アルカリ金属の炭酸塩やアンモニアを指すこともある。実際には塩基と区別せずに使用され、NaOH、KHO、Ba(OH)2など水に溶ける塩基の総称としても使われる。 |
alkali metal |
アルカリ金属 |
周期表の第1族に属する元素から水素を除いた元素で価電子の数は1個。リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フフランシウム。軽く柔らかく、水に溶けて水素を発生し、その水溶液はアルカリ性を示す。 |
alkaline |
アルカリ性 |
水に溶けたときに電離して水酸化物イオンを生じる、酸からプロトン(水素の陽イオン)を受け取る、あるいは酸に共有電子対を提供するという塩基としての性質。 |
alkaline earth metal |
アルカリ土類金属 |
周期表の第2族に属する元素のうち、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、ラジウム。 |
alkane |
アルカン |
一般式CnH2n+2で表される鎖式飽和炭化水素。炭素間に単結合のみを含む炭化水素と定義できる。最も単純なアルカンは炭素原子が1個のメタン(CH4)。メタン系炭化水素、パラフィン系炭化水素や脂肪族化合物とも呼ばれる。炭素数が増すにつれて融点・沸点が高くなり、炭素数1〜4(メタンからブタン)は気体、炭素数5〜16(ペンタンからヘキサデカン)は常温で液体、17以上は固体となる。 |
alkene |
アルケン |
一般式:CnH2n (n≧2) で表され、炭素間に二重結合を持つ鎖式不飽和炭化水素。エチレン系炭化水素、オレフィン系炭化水素とも呼ばれる。最も単純なアルケンはエチレン。 |
alkyl group |
アルキル基 |
アルカンから1個の水素原子を除去した基。一般式:CnH2n+1。 |
alkylene group |
アルキレン基 |
アルカンから2個の水素原子を除去した基。一般式:-CnH2n-またはCnH2n=。 |
alkyl halides |
ハロゲン化アルキル |
一般式:R-X(R:アルキル基、X:ハロゲン原子)で表される有機化合物の総称。アルカンの水素が1個ハロゲンに置き換わった化合物で、有機合成におけるアルキル基導入のための試剤として使用。 |
alkyne |
アルキン |
一般式:CnH2n-2で表される炭素間三重結合を1個だけ持つ鎖式不飽和炭化水素の総称。アセチレン系炭化水素とも呼ばれる。 |
alkynyl group |
アルキニル基 |
アルキンの水素原子を1個取り除いた形である1価の置換基。 |
allotrope |
同素体 |
同じ元素から構成されるが、化学的・物理的性質が異なるものをいう。 |
alpha decay |
アルファ(α)崩壊 |
原子核の放射性崩壊の一種で、原子核がアルファ粒子を放出し、原子番号と中性子数が2個ずつ減る(質量数が4減少)こと。 |
alpha particle |
アルファ(α)粒子 |
アルファ崩壊の際に放出される粒子。ヘリウムの同位体ヘリウム4原子核で、陽子2個と中性子2個からなり、高い運動エネルギーを持つ。 |
alpha ray |
アルファ(α)線 |
放射線の一種でアルファ粒子の流れをいう。 |
alum |
ミョウバン |
1価の陽イオンの硫酸塩と3価の金属イオンの硫酸塩の複塩の総称。通常は硫酸カリウムアルミニウム12水和物 AlK(SO4)2・12H2Oを指す。 |
aluminium; aluminum |
アルミニウム |
元素記号:Al、原子番号:13の非金属元素。単体は銀白色の金属。常温常圧で熱伝導性、電気伝導性に優れ、加工性が良く軽量であるため広く利用。 |
aluminium oxide |
酸化アルミニウム |
化学式:Al2O3、アルミニウムの酸化物。絶縁体、研磨材や切削工具の部品などに使用。天然では、高純度の結晶がルビー、サファイアとして存在。 |
aluminium bromide |
臭化アルミニウム |
化学式:Al2Br6またはAlBr3のアルミニウムの臭化物。アルミニウムと臭化水素または臭素との反応で得られる。 |
aluminium chloride |
塩化アルミニウム |
化学式:AlCl3、アルミニウムの塩化物で、無水物と6水和物がある。無水物は金属アルミニウムと塩素、または塩化水素との反応で生成され、水和物はそれを塩酸に溶かし生成。 |
aluminium fluoride |
フッ化アルミニウム |
組成式:AlF3のフッ化物。外観は白色の結晶性粉末で、水酸化アルミニウムまたは金属アルミニウムをフッ化水素と反応させることで得られる。 |
aluminum hydride |
水素化アルミニウム |
化学式:AlH3、アルミニウムの水素化物。極めて酸化されやすく空気中で自然発火する。 |
aluminium hydroxide |
水酸化アルミニウム |
化学式:Al(OH)3、アルミニウムの水酸化物。主に医薬品や吸着剤などに使用。 |
aluminium iodide |
ヨウ化アルミニウム |
化学式:AlI3、アルミニウムのヨウ化物。アルミニウムとヨウ素または金属アルミニウムとヨウ化水素との反応で得られる。 |
aluminum nitride |
窒化アルミニウム |
化学式:AlN、アルミニウムの窒化物で、絶縁体やヒートシンク部材に利用。 |
aluminum phosphide |
リン化アルミニウム |
化学式:AlP、アルミニウムのリン化物で、殺虫剤などに使われる。 |
aluminum sulfate |
硫酸アルミニウム |
化学式:Al2(SO4)3・16H2O、アルミニウムの硫酸塩。水の浄化剤、皮なめし剤、泡沫消火器、コンクリートの硬化促進剤などに使用。 |
amalgam |
アマルガム |
水銀と他の金属の合金。おもに虫歯の穴を埋める。 |
americium |
アメリシウム |
元素記号:Am、原子番号:95のアクチノイド元素。超ウラン元素。安定同位体は存在しない。化学的性質はユウロピウムに類似。 |
amide |
アミド |
アンモニアの水素原子を、カルボン酸のカルボキシ基からヒドロキシ基を除いた残りの基で置換してできた化合物の総称。 |
amine |
アミン |
アンモニアの水素原子を炭化水素基で置換した化合物の総称。 |
amino group |
アミノ基 |
アンモニアの水素を1個除いた官能基。 |
amino acid |
アミノ酸 |
アミノ基とカルボキシ基の両方の官能基を持つ有機化合物の総称。 |
ammonia |
アンモニア |
化学式:NH3、水素の窒化物。常温常圧では無色の気体で特有の強い刺激臭を持つ。 |
ammonium bicarbonate |
重炭酸アンモニウム |
炭酸水素アンモニウムの別名。 |
ammonium carbonate |
炭酸アンモニウム |
組成式: (NH4)2CO3、アンモニアの炭酸塩。無色の結晶または白色の粉末で、強いアンモニア臭を持つ。 |
ammonium hydrogen carbonate |
炭酸水素アンモニウム |
化学式:NH4HCO3、アンモニアの炭酸水素塩。食品添加物、医薬品原料、染料、アンモニア肥料などに使用。重炭酸アンモニウムとも。 |
amphoteric acid |
両性酸化物 |
酸とも塩基とも反応する酸化物。金属と半金属は両性酸化物を作るものが多い。 |
amphoteric substance |
両性物質 |
酸とも塩基とも反応する物質のこと。 |
anion |
陰イオン |
負の電荷を持ったイオン。 |
antimony |
アンチモン |
元素記号:Sb、原子番号:51の非金属元素。工業材料として広い用途があるが、人体に対する毒性の疑いから代替素材の開発が進んでいる。 |
anhydride |
無水物 |
水を無くした状態の化合物のこと。 |
anthracene |
アントラセン |
化学式:C14H10、ベンゼン環が3個縮合した多環芳香族炭化水素。 |
arsine |
アルシン |
化学式:AsH3、ヒ素と水素の化合物。水素化ヒ素あるいはヒ化水素とも。 |
arene |
アレーン |
芳香族炭化水素のこと。 |
argon |
アルゴン |
元素記号:Ar、原子番号:18の希ガス元素。地球大気中に3番目に多く含まれている気体。常温、常圧で無色、無臭。 |
aromatic compound |
芳香族化合物 |
ベンゼンを代表とする環式有機化合物の総称。 |
aromatic hydrocarbon |
芳香族炭化水素 |
芳香(族)環を持っている環式炭化水素。 |
aromatic ring |
芳香(族)環 |
芳香族炭化水素に含まれる環状の構造。ベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環などがある。 |
arsenic |
ヒ素 |
元素記号:As、原子番号:33の半金属元素。生物への毒性が強く、農薬や木材防腐に使用。ヒ化ガリウムは、発光ダイオードや通信用トランジスタなどに使用。 |
astatine |
アスタチン |
元素記号:At、原子番号:85のハロゲン元素。強い放射能と短い半減期のため、研究用以外に用途はない。 |
atom |
原子 |
物質を作っている最も小さな粒子のことで、これ以上分割できないもの。正の電荷を帯びた原子核と負の電荷を帯びた電子からなる。 |
atomic nucleus |
原子核 |
電子とともに原子を構成する核で正電荷を帯びている。陽子1個のみで構成される水素原子を除いて、プラスの電気を持つ陽子と電気的に中性の中性子からなる。 |
atomic number |
原子番号 |
元素・原子の種類を表す番号で、原子核の中にある陽子の個数に等しい。 |
atomic orbital |
原子軌道 |
電子軌道のこと。 |
(standard) atomic weight |
(標準)原子量 |
ある1つの原子の質量を基準にして、その原子の質量に対して何倍であるかという比で表した相対的な質量。現在では炭素原子の質量12を基準としている。 |