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Japanese |
Note |
C
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caesium; cesium |
セシウム |
元素記号:Cs、原子番号:55のアルカリ金属。放射性セシウムは放射性降下物として問題となる。 |
cadmium |
カドミウム |
元素記号:Cd、原子番号:48の金属元素。ウッドメタルの成分材料、顔料、ニッカド電池の電極などさまざまな工業製品や、原子炉の制御用材料に使用。 |
calcium |
カルシウム |
元素記号:Ca、原子番号:20のアルカリ土類金属。生物にとっての必須元素。単体を空気中で放置すると酸素、水、二酸化炭素と反応して腐食。 |
calcium acetate |
酢酸カルシウム |
化学式:C4H6CaO4、カルシウムの酢酸塩。無水物と1水和物が一般的。国際的に食品添加物として使用されているが、日本では未認可。 |
calcium bicarbonate |
重炭酸カルシウム |
炭酸水素カルシウムの別名。 |
calcium bromate |
臭素酸カルシウム |
化学式:Ca(BrO3)2、カルシウムの臭素酸塩。臭素酸カリウムと同様に小麦粉改良剤として使用する国もある。 |
calcium bromide |
臭化カルシウム |
化学式:CaBr2、カルシウムの臭化物。無水のものと2水和物とがある。アレルギー鼻炎用医薬品などに使用。 |
calcium carbide |
炭化カルシウム |
化学式:CaC2、炭素とカルシウムの化合物。主にアセチレンガスの簡便な発生源として利用 |
calcium carbonate |
炭酸カルシウム |
化学式:CaCO3、カルシウムの炭酸塩。貝殻やサンゴの骨格、鶏卵の殻、石灰岩、大理石、鍾乳石、白亜(チョーク)の主成分。 |
calcium chloride |
塩化カルシウム |
化学式:CaCl2、カルシウムの塩化物で、2水和物、4水和物、6水和物として存在。除湿剤、融雪剤、豆腐用凝固剤、食品添加物などに使用。 |
calcium chlorate |
塩素酸カルシウム |
化学式:Ca(ClO3)2、カルシウムの塩素酸塩。強い酸化性を有し水に易溶。花火の材料に使用。 |
calcium fluoride |
フッ化カルシウム |
組成式:CaF2、カルシウムとフッ素からなる無機化合物。白色のイオン結晶。天然では蛍石として産出しフッ素の原料となる。 |
calcium hydride |
水素化カルシウム |
化学式:CaH2、カルシウムの水素化物。水と激しく反応して水素ガスを放出することから乾燥剤として使用。 |
calcium hydrogen carbonate |
炭酸水素カルシウム |
化学式:Ca(HCO3)2、カルシウムの炭酸水素塩。固体として単離出来ず水溶液中にのみ存在。重炭酸カルシウムとも。 |
calcium hydroxide |
水酸化カルシウム |
化学式:Ca(OH)2、カルシウムの水酸化物。消石灰とも。コンニャクの凝固剤、試薬、食品や化粧品のpH調整剤、カルシウム補充剤、殺菌剤などに使用。 |
calcium iodate |
ヨウ素酸カルシウム |
化学式:Ca(IO3)2、カルシウムのヨウ素酸塩。軟膏に配合する殺菌剤や消臭剤、ミネラル補給を目的とした飼料添加物などに利用。 |
calcium iodide |
ヨウ化カルシウム |
化学式:CaI2、カルシウムのヨウ化物。無水のものと3水和物とがある。水銀とともにメタルハライドランプへの封入、ペットフードへの添加などに使用。 |
calcium lactate |
乳酸カルシウム |
化学式:C6H10CaO6。カルシウムの乳酸塩。チーズ熟成中の細菌活動により結晶化するが、工業的には乳酸と炭酸カルシウムから生成。食品添加物や医薬品に使用。 |
calcium nitrate |
硝酸カルシウム |
化学式:Ca(NO3)2、カルシウムの硝酸塩。水酸化カルシウムと硝酸の中和により生成。塩肥料や花火の火薬に利用。 |
calcium oxide |
酸化カルシウム |
化学式:CaO、カルシウムの酸化物。生石灰とも。炭酸カルシウムを900℃以上に加熱すると二酸化炭素を放出して生成。乾燥剤や殺虫剤、製鋼用、セメント原料などに利用。 |
calcium peroxide |
過酸化カルシウム |
化学式:CaO2、カルシウムの過酸化物。農業では土壌へ酸素を供給して嫌気性微生物の活動抑制、養殖業では水質浄化などに利用。 |
calcium phosphide |
リン化カルシウム |
カルシウムのリン化物の総称。一リン化カルシウム(CaP)および二リン化三カルシウム(Ca3P2)などがある。 |
calcium phosphate |
リン酸カルシウム |
カルシウムイオンとリン酸イオン(PO43-)または二リン酸イオン (P2O74-)からなるカルシウムのリン酸塩。肥料の製造、食品添加物、チーズの製造などに使用。 |
calcium sulfate |
硫酸カルシウム |
化学式:CaSO4、カルシウムの硫酸塩。カルシウム塩の水溶液に希硫酸または硫酸塩水溶液を加えたり、硫酸と水酸化カルシウムが中和することで生成。石膏の主成分。 |
calcium sulfite |
亜硫酸カルシウム |
化学式:CaSO3、カルシウムの亜硫酸塩。還元剤としての性質を持ち、水道水中の残留塩素の除去などに使用。 |
californium |
カリホルニウム |
元素記号:Cf、原子番号:98のアクチノイド元素。超ウラン元素。安定同位体は存在しない。 |
carbohydrate |
炭水化物 |
糖を構成成分とする有機化合物の総称で、分子式:CmH2nOn。生物に必要不可欠な物質。糖質とも。 |
carbolicacid |
石炭酸 |
溶かして防腐剤、解毒剤に用いる。 |
carbon |
炭素 |
元素記号:C、原子番号:6の非金属元素。単体・化合物とも極めて多様な形状をとることが可能で、炭素-炭素結合で有機物の基本骨格をつくり、全ての生物の構成材料となる。 |
carbon compound |
炭素化合物 |
炭素を成分として含む化合物であり、有機化合物はすべて炭素化合物。化合物によっては酸素、窒素など炭素以外の原子を含む。 |
carbon dioxide |
二酸化炭素 |
化学式:CO2の無機化合物で、最も代表的な炭素の酸化物。常温常圧で無色無臭の気体。-79℃で昇華してドライアイス(固体)となる。 |
carbon monoxide |
一酸化炭素 |
化学式:CO。炭素あるいはそれを含む有機物が燃焼すると二酸化炭素が発生するが、酸素が不十分である場合、不完全燃焼が起こり一酸化炭素が発生し、一酸化炭素中毒の原因となる。常温常圧で無色無臭、可燃性。 |
carbonate |
炭酸塩 |
炭酸イオンを含む化合物の総称。生物にとって重要な物質である炭酸カルシウムや、産業で使用される炭酸ナトリウムなどがある。 |
carbonation |
炭酸飽和 |
二酸化炭素を水または水溶液に溶かすことをいい、炭酸水やビールの泡などを立てることが可能。 |
carbonic acid |
炭酸 |
化学式:H2CO3。水に二酸化炭素を溶解することで発生。 |
carbonyl group |
カルボニル基 |
-C(=O)-で表される2価の官能基で、1個の炭素原子が1個の水素原子に二重結合。 |
carboxy group |
カルボキシ基 |
構造式が-COOHで表されるカルボニル基とヒドロキシ基からなる官能基。 |
carboxyl group |
カルボキシル基 |
カルボキシ基のこと。 |
carboxylate ester |
カルボン酸エステル |
カルボン酸とアルコールから成るエステル。 |
carboxylic acid |
カルボン酸 |
少なくとも一つのカルボキシ基を有する有機酸。 |
cation |
陽イオン |
正の電荷を持ったイオン。 |
caustic soda |
かせいソーダ |
水酸化ナトリウムの別名。 |
cerium |
セリウム |
元素記号:Ce、原子番号:58の希土類元素。酸化物はガラス研磨剤、スクリーンの蛍光体、蛍光灯などに使用。 |
characteristic group |
特性基 |
化合物を特徴づけるものとしてみた原子団。 |
chemical bond |
化学結合 |
イオン同士あるいは原子同士の結びつきをいい、イオン結合、共有結合、金属結合に分類される。
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chemical element |
元素 |
物質を構成する最小の要素である原子の種類を表すための概念で、元素記号で表される。それぞれの元素には原子番号が付けられ、自然界ではウランまでの92種類の元素が存在する。 |
chemical formula |
化学式 |
化学物質を元素の構成で表現する表記法で、組成式、分子式、示性式、構造式、電子式に分類される。 |
chemical symbol |
元素記号 |
元素あるいは原子を表記するために用いられる記号。 |
chemical valence |
原子価 |
ある原子が何個の他の原子と結合するかを表す数。 |
chloric acid |
塩素酸 |
化学式:HClO3、塩素と水素と酸素の化合物。中心の塩素にヒドロキシ基1つと酸素原子が2つついた構造を持つ。 |
chloride |
塩化物 |
塩素とそれより電気陰性度が小さい元素からなる化合物。塩素は第18族元素を除くほとんどの元素と反応し塩化物を形成する。 |
chlorine |
塩素 |
元素記号:Cl、原子番号:17のハロゲン元素。常温常圧では特有の臭いを有する黄緑色の気体。非常に反応性が高く、多くの金属や有機物と反応し塩化物を形成する。衣類の漂白剤や水道水やプールの殺菌剤として使用。 |
chlorofluorocarbon (CFC) |
フロン類 |
炭素と水素の他、フッ素、塩素、臭素などのハロゲンを多く含む化合物の総称。かっては冷媒や溶剤として大量に使用されたが、現在では規制されている。 |
chloroform |
クロロホルム |
化学式:CHCl3、ハロゲン化アルキルの一種で広範囲で溶媒や溶剤として利用。IUPAC名はトリクロロメタンでトリハロメタンに分類。 |
chromic acid |
クロム酸 |
化学式:H2CrO4、クロム(VI)のオキソ酸。クロム酸ナトリウムやクロム酸カリウムがある。 |
chromium |
クロム |
元素記号:Cr、原子番号:24の金属元素。光沢や硬度、耐食性などからクロムめっきに利用される他、ニッケルとの合金であるステンレス鋼に利用。クロミウムとも。 |
citric acid |
クエン酸 |
化学式:C6H8O7。柑橘類などに含まれる有機化合物で、ヒドロキシ酸。食品添加物として使用。 |
closed (electron) shell |
閉殻 |
原子の電子殻にその収容可能な最大限度の個数の電子が収容されている状態、あるいはそのような電子殻。 |
cobalt |
コバルト |
元素記号:Co、原子番号:27の金属元素。強磁性体で、鉄より酸化されにくい。主に合金としての工業的用途の他、青色の顔料の材料としても使用。 |
complex |
錯体 |
金属元素などに配位子とよばれる原子・イオンまたは分子が方向性をもって立体的に結合したもの。 |
compositional formula |
組成式 |
原子数をすべて示す分子式と異なり、物質の元素組成を示す化学式で、原子数の最も簡単な整数比を示したもの。 |
compound |
化合物 |
2種類以上の原子からできている物質で、その性質は、原子やイオンの結合や集合のしかたによって決まる。 |
condensation polymerization |
重縮合、縮合重合 |
モノマーが縮合反応を繰り返して高分子を生成する過程。縮合重合とも。 |
condensation reaction |
縮合反応 |
官能基をもつ2つの化合物からそれぞれ1部分が分離し新しい結合が生成すること。例:カルボキシ基(-COOH)とヒドロキシ基(-OH)からそれぞれOHとHが分離、水分子(H2O)になり、残った部分(-COと-O)がエステルを生成。 |
condensed (structural) formula |
示性式 |
C(=O)Hのように基の種類と数と結合の順序を一連の文字列で表した構造式。 |
condensed ring |
縮合環 |
2つの単環化合物がそれぞれの環の辺を互いに1つだけ共有する構造。 |
condensed ring compound |
縮合環化合物 |
縮合環を持つ化合物。ベンゼン環2個が縮合したナフタレン、3個が縮合したフェナントレン、アントラセンなどがある。 |
copernicium |
コペルニシウム |
元素記号:Cn、原子番号:112の卑金属。超ウラン元素、超アクチノイド元素。液体の金属で水銀よりも蒸発しやすいものと考えられる。 |
copper |
銅 |
元素記号:Cu、原子番号:29の金属元素。+I(第一銅)および+II(第二銅)の酸化数を取り、豊富な種類の化合物を形成。また、青銅と真鍮はぞれぞれスズと亜鉛との合金。銅貨をはじめ電線や配管などに広く利用。 |
copper(II) carbonate |
炭酸銅(II) |
組成式:CuCO3、銅の炭酸塩。風雨にさらされた黄銅、青銅および銅に存在。 |
copper chloride |
塩化銅 |
銅と塩素の化合物。組成の違いにより、塩化銅(I)(塩化第一銅、CuCl)と塩化銅(II)(塩化第二銅、CuCl2)がある。 |
copper oxide |
酸化銅 |
銅の酸化物。組酸化数の違いに応じて、酸化銅(I)Cu2Oと酸化銅(II)CuO がある。 |
copper sulfide |
硫化銅 |
銅と硫黄とからなる無機化合物。組成および銅や硫黄の酸化数の違いにより、硫化銅(I)(Cu2S) と硫化銅(II) (CuS)など、さまざまな化合物がある。 |
copper sulfate |
硫酸銅 |
銅の硫酸塩。組成の違いにより、硫酸銅(I)(Cu2SO4)と硫酸銅(II)(CuSO4)がある。 |
coordinate bond |
配位結合 |
結合を形成する二つの原子の一方からのみ結合電子が分子軌道に提供される化学結合。 |
covalent bond |
共有結合 |
非金属元素間で、原子同士が互いの価電子を引っ張り合ったまま共有し合ってできる結合。この結合によって分子や多原子イオンが形成される。 |
covalent crystal |
共有結晶 |
共有結合によって形成される結晶。 |
covalent electron pair |
共有電子対 |
共有結合に使われている電子対。 |
crystal |
結晶 |
原子や分子が空間的に繰り返しパターンを持って配列している物質のことで、共有結晶、イオン結晶、金属結晶、分子結晶に分類される。 |
curium |
キュリウム |
元素記号:Cm、原子番号:96のアクチノイド元素。超ウラン元素。安定同位体は存在しない。化学的性質はガドリニウムに似る。 |
cyanide |
シアン化物 |
シアン化物イオン (CN-) をアニオンとして持つ塩を指す呼称で、シアン化ナトリウム、シアン化カリウムなどがある。人体に有毒でありごく少量で死に至る。
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cyclic compound |
環式化合物 |
炭素原子同士が結びついて環状構造になる化合物。鎖式化合物と対比する意味で用いる。 |
cyclic hydrocarbon |
環式炭化水素 |
炭素原子同士が結びついて環状構造になる炭化水素。芳香族炭化水素と脂環式炭化水素に分類される。 |
cycloalkane |
シクロアルカン |
一般式:CnH2nで表され、3つ以上のメチレンから構成された環式飽和炭化水素の総称。 |
cycloalkene |
シクロアルケン |
一般式:CnH2n-2で表され、二重結合をひとつだけ持つ環式不飽和炭化水素の総称。芳香族性を持つものは含まない。 |
cycloalkyne |
シクロアルキン |
一般式:CnH2n-4で表され、三重結合を持つ環式不飽和炭化水素の総称。 |
cyclobutene |
シクロブテン |
分子式:C4H6のシクロアルケン。 |
cycloheptane |
シクロヘプタン |
分子式:C7H14のシクロアルカン。 |
cyclohexane |
シクロヘキサン |
分子式:C6H12のシクロアルカン。常温常圧で無色、揮発性のある液体。 |
cyclohexene |
シクロヘキセン |
分子式:C6H10のシクロアルケン。無色透明の液体。 |
cyclooctane |
シクロオクタン |
分子式:C8H16のシクロアルカン。 |
cyclopentane |
シクロペンタン |
分子式:C5H10のシクロアルカン、別名ペンタメチレン。常温で無色の気体。 |
cyclopropane |
シクロプロパン |
分子式:C3H6のシクロアルカン、別名トリメチレン。常温で無色透明の気体。 |
cyclopropene |
シクロプロペン |
分子式:C3H4の最も単純なシクロアルケン。 |