観光地は早朝に行くべし

The early bird catches the worm.

小雨のち曇り

少し早起きして長岡天神に行ってきた。名物のひとつである「霧島つつじ」が見ごろだというのだ。しかし、いまや観光シーズン真っ盛りである。普通の時間帯に行ったのでは人が多くてゆっくり鑑賞できたものではない。そこで早めにやってきたわけである。

小雨のちらつく早朝であるが、それがかえって 霧島と新緑の色 を鮮明に映し出し、心も洗われるようなすがすがしさである。 こんもりとした優美な赤が 、鳥居から八条ヶ池の上に掛かる小道の両側をゴージャスに彩る。文句なしの美しさだ。若緑のもみじとのハーモニーも絶妙である。そんな光景に酔いしれていると、見知らぬおじさんが声をかけてきた。

「こんなに、両側ともそろって咲くのはめずらしいんですよね」と言う。

なるほど、南側の花が先に咲いて、北側は少し遅れるのが普通らしい。つまり、片側は満開だがもう一方はまだ蕾とか、もう咲いた後だったりすることが多く、これほど両側が鮮やかに赤くなるのはめったにないというのだ。

そうこうしているうちに、観光バスが到着して、ガイドに伴われた団体さんがやってきたので撤退することにした。

駐車場が開くのは9時からで、30分間なら無料。徒歩や自転車なら早朝6時ごろからでも敷地内に入ることができる。

PartiallyCranky60

生まれ故郷の田舎に戻り、土まみれになりながら実家の管理をしてしばらく暮らす。そして京都に戻り仕事や自分のメンテナンスをするという二拠点生活が定着してきた。あっという間に1か月過ぎ、1年が過ぎる。忙しい。とにかく忙しい。退屈しているヒマもない。綱渡りのような生活。大変だが、スリルがあるとも言える。もっと時間が欲しい。