Hakusai
はくさい, 白菜
キャベツに似た日本独特の冬の野菜
キャベツとも違えば、他の国でも該当するものがない、ユニークな日本の冬野菜「白菜」。漬物だけではなく、みんなでワイワイつつきながら食べる鍋料理の材料としても欠かせません。まだ煮え切っていない状態で食べるのが好きな人もいれば、よく煮てやわらかくなった白菜が好きな人もいます。そこで、みんなで一つの鍋をつつく場合にちょっとした問題が起きるわけです。十分に煮えるまで待って、「もうやわらかくなって出汁もしみ込んだころだな」と思い白菜を食べようとすると「どこにもない!」のです。「ここによけてあった私の白菜がないっ!」と言うと、誰かが「ああ、キミの白菜だったの?もう僕が食べちゃったよ、名前書いとかなきゃね(笑い)」などということになったりします。「早く食べないからだよ。白菜はシャキシャキが美味しいのに」などと言われて、「違う!白菜はとろとろになるくらいやわらかいのが美味しいのよ!」と思わず反撃したり、人の好みはそれぞれです。たいした問題ではないのですが、もしあなたが後者のタイプならば、自分の取り分を簡単に食べられちゃたまりませんね。そこで、大勢で鍋料理をする場合は、できれば、「シャキシャキ派」と同じ鍋にならないようにするのも一つの手です。もし、「シャキシャキ派」がいるとわかったときは、すみやかにグループを変わるのもいいですね。
(写真:典型的な白菜の漬物。)
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