File No. 1325   ▲Page top
mar
[mɑ:(r)]

台無しにする、損なう、傷つける

  • The deadly accident has marred the opening day of the event.
  • Pull out nails carefully without marring the surface decoration.

最近のデコレーションケーキはイチゴなどが別の箱に入っていて食べる前に飾るようになっていたりします。「わあ!きれいなケーキ。さ、このイチゴどこに飾ろう」などと悩みながら、ああでもない、こうでもないと何度も置きかえているうちに、イチゴはきれいに飾れたが、ケーキの土台のデコレーションがぐちゃぐちゃ… といった状況など、何かによって全体の美しさや完成度が損なわれる、傷つくという意味があり、損なう「何か」を主語にして使います。どちらかと言うと、見えない箇所ではなく、目に見える「概観・形」などを損なう場合に使います。「傷」、「欠点」という名詞としても使われます。語源は古英語の mierran 「妨害する」。

 同義語  harm, damage, hurt, spoil, impair, ruin, injure


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ossify
[ɑsɪf/ɔs-]

骨化させる(する)、柔軟性を失わせる(失う)、硬直させる(する)

  • As the child matures, this area will ossify or harden into bone.
  • Any organization that doesn't change will ossify and become inflexible.

「骨化する」と言っても(日本語も含め)実際どういう場面で使う単語なのかちょっと考えてしまいます。「あ、テーブルに置いておいた焼き魚が骨になっている」というのは誰かが食べたということで、物理的に骨になったというのではありません。つまり、生物の組織などが発達していく段階で、軟骨などが骨になるとか、あるいは、筋肉が骨化してしまう病気というのもあるようで、そういう場合に使われます。その他、比喩的に人間のアタマや組織などが固くなって、新しい考え方や変化について行けない、受け入れられないなど、柔軟性がなくなるという意味でも使います。語源はラテン語の oss- 「骨」と英語の -ify 「~にする」の合成語。


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tertiary
[tə́:(r)ʃɪerɪ/-ʃərɪ]

第3の、第3位の、第3紀の

  • After his tertiary education, he started to work as a salesperson.
  • Tertiary sector industries are often also called service industries.

イギリス式で小学校といえば primary school、中学校は secondary school で、それぞれ第1学校、第2学校というわけですが、じゃあ「第3」はなにかというとこれ、tertiary education。大学、専門学校での教育を指します。じゃあ、第4は?ということになると当然、「大学院」ということになり、quaternary education。その他、第3セクターの産業は tertiary sector で、実際に物を生産しないサービス業。また、地層の第三期という意味もあり、the Tertiary period と大文字で使います。語源はラテン語の tertiarius 「第3の」。


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stratum
[strtəm/strɑ:təm]

地層、層、階層

  • The strata of the valley include numerous carbonate units.
  • There is a stratum of people who don't have a pc.

ジュラ紀、カンブリア紀など、地層を見るとその時代に生息していた生物などがわかります。今からずっと遠い未来に、「○○紀には人間という生物がいたらしい、これがその化石だ」 なんてことになるかも。その他、社会的・経済的な「階層」という意味でも使われます。語源はラテン語の「広がる、層」といった意味の単語ですが、複数形のstrata が単数形として使われる用法が増えているとか。data なども、本来ならその単数形は datum で、「データが転送される」というときには、data is ではなく、data are と複数で受けるのが正しいという意見がありますが、最近では前者のほうが多いようです。

 同義語  class, rank, grade, layer, level


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mallet
[mælɪt]

木槌(づち)、打球づち

  • He was carving something from wood using a chisel and a mallet.
  • It's an instrument played with a mallet.

おやつのドーナツを作るお母さんは生地をたたき、お姉さんはマリンバをたたく、お父さんは槌とノミを使って木工細工、おじいさんはゲートボールでボールを打つ… ということで、円筒形をした頭がついているハンマーに似た道具のこと。料理の生地づくり、餅つき、楽器をたたく、あるいは、ポロやクロケー、ゲートボールなどのスポーツにおいて、ボールを打ったりするときに使います。語源は古フランス語の maul 「木製の槌」に、縮小辞をつけた形 maillet 。何かをたたくわけではないけれど、今一番あったらいいのが「打ち出の小槌」。「今月もお金がピンチだ。それ、シェイク、シェイク…」なんてことで。



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