File No. 135   ▲Page top
prune
[pru:n]

刈り込む、簡潔にする

  • Do not prune any spring or early summer-flowering shrubs.
  • Edit, prune, add, redraft and enhance your first draft after reading it many times.

スペルは同じでも木の実系の「プルーン」ではなく、植木などを「刈り込む」という単語です。それも、適当に切ったり、刈ったりするのではなく、そこには、技術や経験が必要。あくまでも、「余計な部分」を剪定し、植木の生育を促進し、見栄えも良くなるという「全体最適」をめざすことが目的です。植木だけに限りません。文章などでも、「すなわち」という言葉が1ページに10回も出てくるんですというような場合に、編集担当者が赤ペンを手に、せっせと不要な言葉や多すぎる形容詞などを prune して、すっきりと読みやすい文章にするというわけです。

 同義語  trim, clip, dock, shape, shorten, snip, lop


 File No. 134   ▲Page top
verbiage
[və:(r)bɪɪʤ]

言い方、だらだらと語ること

  • We need to remove any excess verbiage that might distract people from the main idea.
  • Below are samples of verbiage to assist you in the sales of the new product.

本来の意味は、「あまり意味のないことをダラダラと語ること」というニュアンスですが、実際には、「話し方・言い方」という意味で使われているほうが多いようです。セールスなどで「お客さんを説得する話法」とか「消費マインドを刺激する広告文」といった具合に使われます。「言葉数がやたら多くて、結局核心に迫っていない語り」を表現するには、 excessive verbiage などと具体的に形容詞をつけて表現するのが一般的です。「冗漫さ」を表現する言葉として wordy という単語もあります。いずれにしろ、同じことを何度もくどくどと言ったり、ダラダラと言い訳をするのは、あまり感心できることではないですね。

 同義語  verbosity, circumlocution, prolixity, periphrasis


 File No. 133   ▲Page top
funnel
[fʌnl]

送り込む、注ぐ

  • The company is reluctant to funnel resources into developments of new technologies.
  • He funneled his hands and shouted through them.

a funnel といえば「じょうご」(漏斗)のことで、今はあまり見かけないようですが、液体を注ぎ込むときに使う逆三角形の器具。この単語を動詞として使用する場合は、文字通り、一点に資金やエネルギー、人員などを注ぎ込むという意味になります。同様の言葉に pour というのがありますが、狙いを定めて、一点集中型で注ぎ込むなどという場合は、funnel のほうがより適切でしょう。また、「漏斗のような形を作る」という意味もあり、遠くにいる人に向かって、両手の平を丸くして口の周りにもって来て「おーい!」と叫ぶときのあの両手の様子を言います。

 同義語  pour, filter, channel, direct





 File No. 132   ▲Page top
watered-down
[wɔ:tə(r)d daʊn]

薄められた、中身が落ちた

  • The coffee I had at the cafe was somewhat watered down.
  • The original idea was very drastic, but after many discussions, it turned out to be a watered-down version.

最初はあっと驚くようなユニークなアイデア、その後いろんな会議にかけられて、最終的に上がってきたのは「どこにでもあるよなフツーのモノ」… よくある話ですが、「個性」的な部分が薄められて「ありきたり」のモノになる、あるいは、アメリカンコーヒーじゃないんですが、エスプレッソを薄めたようなコーヒー、薄められて栄養分が少なくなったベビーフードなど、水を入れて薄くしたものという物理的な意味でも使われます。 water で内容(特徴)を down するという文字通りの言葉。もちろん、おかげで「クセ」や「アク」が無くなってよかったと思う人もいるでしょうし、いちがいに「悪いこと」だとは言えませんね。

 同義語  dilute, thin, washy, waterish, watery, weak


 File No. 131   ▲Page top
animosity
[ænɪmɔsəti/-mɑs-]

憎しみ、敵意

  • Wars over territory in France build up animosity between the French and the English.
  • Excessive arguing is not good if animosity remains in our hearts.

もともとの語源はラテン語の animus で魂・精神といった意味です。それがどのような経緯で「憎しみ」や「嫌悪」に変遷していったかはさだかではありませんが、animus には「活気」といった意味がありますから、かなり激しい「怨恨」の感情表現というところから発展したのかもしれません。事実、英英辞典などをひも解くと「アクティブな、包み隠さない敵意・嫌悪」という定義がみられます。何百年もお互いに敵対している国や民族間の抗争など、この animus という感情が、深く根を張っていると言えるでしょう。こういったものが無くならない限り、本当の世界平和は来ないというわけです。

 同義語  hostility, hatred, resentment, malice, enmity, acrimony, malevolence, virulence, malignity



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