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breech
[bri:ʧ]

尻、銃尾、(複数)半ズボン

  • Breech birth is more common when a baby is smaller than average.
  • The room was once filled with ladies in magnificent dresses and men in breeches.

人間の胴体や銃などの後ろの部分、つまり、「お尻」という意味の単語です。複数にすれば、「半ズボン」を指しますが、観光客のアメリカ人がよく身に着けているバミューダパンツのようなものよりもむしろ、昔、宮廷などで男性が身に着ける正装スタイルの膝までのズボンで、裾の部分を絞って丸くなっているのが特徴で、乗馬ズボンも同じデザイン。その他、breech birth (delivery, presentation) と言えば、出産ではちょっと困る「逆子」。つまり、胎児がお母さんのお腹から、頭ではなく、お尻から先に出てくるような位置になっていることを言います。語源は古英語の broc 「脚を覆うもの」の複数形 brec 


File No. 1614   ▲Page top
hind
[haɪnd]

後ろの

  • His dog can walk on the hind legs.
  • The dolphin captured has an extra set of fins that could be the remains of hind legs.

動物の「後ろ足」 (hind legs) というときに使い、対して前足は fore legs 。ちなみに、最近、和歌山県の海岸で、「後ろ足」の名残りと思われる1対のヒレをもつイルカが捕獲され、話題を呼んでいるようです。というのも、その昔、「ボクらも進化して今日から陸で暮らすことになりました」と海から陸に上がってきたイルカたち、その頃は「後ろ足」があったようですが、そのうち、やっぱり、海が恋しいよ~、というわけか(?)、再び海に戻って行ったとか。語源は中世英語の bihinde (behind)  「後ろに」を短くした hinde 

 同義語  back, rear, hinder, posterior


File No. 1613   ▲Page top
beep
[bi:p]

ピー(ピー)という音

  • I heard a beep sound when I was about to sleep.
  • The message starts followed by three "beeps."

「ピーピー…」 あ、洗濯が終わったようです、「ピー…」 充電が終わったかな、「ピピピピ…」 トーストが焼けたぞ、「"ピー"という音の後にメッセージを入れてください」 など、「ピー」というお知らせ音、警告音などを指します。英語ではすべて beep で、区別するときは、短い beep とか、beep が何回といった表現をします。最近では「充電が終わりました」など、話言葉で知らせるものも増え、ますます賢くなる機械、だんだん怠け者になる人間、そのうち、聞こえてくるのは家電製品の声ばかり、炊飯器:「今からごはんを炊きます、よろしければ、"ピー"と答えてください」 人間:「ピー」…(?)。語源は音が似ていることから。


File No. 1612   ▲Page top
reed
[ri:d]

葦(アシ)、葦(ヨシ)、リード楽器

  • Egyptians used papyrus reeds to make boats.
  • Pascal says that Man is but a "thinking reed."

川辺に密生しているイネ科の多年草で、秋には穂を出し、薄紫の花を咲かせる植物で、日本語では「アシ」とも「ヨシ」とも言います。一見無用の長物のようで、川の浄化を手伝ったり、材料として使って、簾(すだれ)や籠(かご)を作ったり、古いところでは、楽器を作ったりなど、「アシ」を使って何ができるかな?と考えた人間はやはり、考える存在で、ご存知、「人間は考える葦」とは哲学者 Blaise Pascal  (パスカル)が著書 Pensées (「パンセ」)で述べている言葉。その他、クラリネットやオーボエなどの楽器の口を当てる部分にあり、振動によって楽器に音を伝える役割をしている部品のことを言います。語源は古英語の hreod 


File No. 1611   ▲Page top
kindle
[kɪndl]

燃やす、火をつける、かきたてる、輝かせる、火がつく、興奮する、明るく輝く

  • The leader kindled the light of hope in many young minds.
  • The book I read kindled creativity and interest in my mind.

最近では電子ブックリーダーの名前でおなじみですが、落ち葉に火をつけるなど、物理的に火をつける場合以外にも、どちらかと言うと、あの人の話を聞いて私の心に火がつきましたなど、比ゆ的に「火」や「光」をつける(つく)という意味で使われます。その他、想像力や創造性をかきたてるという場合にも使います。物理的な火や光は、ライターや電気でつきますが、むずかしいのが、精神的な火や光。そこであったらいいのが、心のライター。カチッと指で押すだけで、ほら、夢も希望も沸いてきて、だんだん心が明るく、暖かく… しかも、ターボ式なので強い風や雨にも消えません… なんてことで、語源は中世英語の kindelen 「生み出す」。

 同義語  excite, inspire, thrill, stimulate, provoke, awaken, animate, ignite, spark, torch, inflame



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