File No. 1590   ▲Page top
pageant
[pæʤənt]

華やかな行列、美人コンテスト

  • Her dream has been to win a pageant.
  • They enjoyed a magnificent historical pageant in a festival in Kyoto.

「死ぬまでに一度、美人コンテストに出て優勝したいものだわ」 「じゃあ、いいのがありますよ。これ、熟女コンテスト」 てなことで、美を競い合うコンテストという意味で使われます。また、うちの会社ではクリスマスに「キリストの誕生」という寸劇をやるのが慣わしで… など、宗教的、歴史的な出来事を再現したり、時代祭りのように、華やかに練り歩く歴史的な行列という意味でも使います。歴史的とは言っても、原始時代の人々の行列というのもなんだかぱっとしません。やはり、どちらかというと、カラフルで派手な演出、装いが必要なようです。語源はラテン語の pagina 「本のページ」、劇の台本というところから来たという説があります。

 同義語  parade, procession, extravaganza, contest, competition


File No. 1589   ▲Page top
tidy
[tdi]

きちんとした、かなりの、整理する

  • She tidied up her room and mopped the kitchen floor.
  • He has earned a tidy sum of money from his second business.

ちょっと片付けると言いながらお母さんはもう8時間も掃除し続けていますとか、「部屋を片付けなさい」と注意されたお兄さんは5分で片付け終えたようだなど、個人によっても程度は違うようですが、新品同様のピカピカに磨き上げるというよりも、食事の後片付けとか、お客さんが来るのでちょっと片付ける、ざっと掃除機をかけるなどの日常的なレベルで、見苦しくない程度にきちんとしておくといったニュアンス。動詞、形容詞として使います。その他、くだけた言い方で、彼はかなりの給料をもらっているなど、量の多さを言う場合にも使われます。語源は中世英語の tidi 「適時の、健康的な」。

 同義語  neat, orderly, snug, spick-and-span, acceptable, adequate, clean (up), groom, neaten (up), trim


File No. 1588   ▲Page top
onerous
[ounərəs]

やっかいな、骨の折れる

  • As the team head, he had onerous duties.
  • The onerous repair term is 5 years after delivery.

「え~っ?また変更ですか?」 「うむ、仕様が変わったらしい」 「また最初からやり直しですよ。これでもう10回目じゃないですか」 「しかも、予算がないそうなんで…」 「ええっ?急がせるわ、変更はあるわ、しかも値引きですか」 など、やっかいな仕事はどこの世界にもあるようです。法律用語としても使われ、保証期間などで無償で修理をしたりなど、当方にとってメリットのない義務や責任に対して使います。もっとも、無償でなくても、割の合わない大変な仕事はあるもので、そんなときは、「ボランティア活動」とか「自分のための勉強」などと割り切ることが大切かもしれません。語源はラテン語の onus 「重荷」。

 同義語  demanding, exhausting, formidable, oppressive, laborious, burdensome, irksome


File No. 1587   ▲Page top
pyrotechnics
[prəteknɪks]

花火(製造)技術、花火打ち上げ

  • The show was fantastic using pyrotechnics.
  • The boy wants to learn pyrotechnics and to create his own fireworks.

「花火」 (firework) を作ったり、打ち上げたりする技術や方法を言います。ちなみに、日本ではもっぱら夏の夜に楽しむ花火ですが、中国などではお正月(旧正月)の名物。その「花火」の起源は、やはり中国で、紀元前2世紀ごろだとか。もともとは、宗教的な儀式で、大きな音をたてて花火を鳴らすことで、悪霊を追い払うという意味があったようです。中世になると軍事目的で使用されるようになり、アラビア圏にも伝わっていきました。とは言え、「隊長、美しい花火であります!」など、息抜きに花火大会というのではなく、現代のようにカラフルできれいなものでもなかったようです。接頭辞の pyro- はギリシア語の「火」の意味。


File No. 1586   ▲Page top
brace
[breɪs]

締め金、支柱、歯列矯正具、大括弧、一対、引き締める

  • He found a brace of birds on the tree.
  • We need to brace up for what's coming next.

骨折したので、骨を固定する金具を入れていますとか、歯並びの矯正金具など、いろんなものを支えて補強あるいは固定するものを言います。その他、「一対」という意味もあり、アヒルなどのつがい、大括弧({ })という意味でも使います。また、動詞として、気持ちを引き締めるという意味もあります。「気持ちを引き締めろとか言われてもどうしていいかわかりません」 「そこでこの椅子だ。シートベルトを締めてスイッチを押すと椅子が宙に浮いて回転したり、上下運動をしたり、その動きは全く予測できない」 「なるほど、緊張しますね。でも、これじゃ仕事はできませんよ」。語源はラテン語の bracchium 「腕」で、ギリシア語の brakhion から。

 同義語  prop, bracer, bolster, bracket, strut




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