File No. 1715
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omnivorous
[ɑmnivərəs/ɔm-]
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何でも食べる、雑食の、雑多な知識を吸収する
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- A crow is an omnivorous bird.
- She is an energetic, omnivorous reader.
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草食の動物や、植物なのに肉食だとか、他の貝の肉を食べる貝など、自然界にはいろいろおりますが、鳥や動物などが「雑食である」という意味で使われます。そういう意味では人間も「雑食」であるわけです。その他、彼は、漫画からSF、推理小説から歴史小説、文学書、哲学書など何でも読みます、といった雑多な知識を仕入れるという意味でも使います。あまり、「ゲテモノ」趣味は除いて、いろんなモノを食べてみるというのも、それなりに面白いものです。語源はラテン語の omni- 「全ての」+ vorous 「むさぼる」。ちなみに肉食は carnivorous で、肉をむさぼるという意味。
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File No. 1714
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tautology
[tɔ:tɑləʤi/-tɔl-]
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重複表現、冗漫な表現、恒真式(こうしんしき)
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- A tautology is a sentence that is always true.
- "A free gift" is a tautology because a gift is something always given free of charge.
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「漁師さんが大きなでっかい魚を釣ったよ!」「息子よ、"大きな"と"でっかい"は同じ意味だよ」とか、「店のおばさんがただのプレゼントをくれたの」「おお、娘よ、"プレゼント"というのは、もともと"ただ"なんだよ」、あるいは、「うちのおばあさんは女のおばあさんです」と言うときの"女"と"おばあさん"など、冗漫な重複した表現のことを言います。また、論理学では、「明日は雨が降るか、降らないかのどちらかだ」「博士、あなたは常に正しい」など、降るか降らないかしかない、つまり、降っても降らなくても「真」となる命題(恒真式)のことを指します。語源はギリシア語の tautologos 「余計な」。
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File No. 1713
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beam
[bi:m]
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光を放つ、輝く、喜びに輝く、微笑みかける、信号などを送る
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- She beamed and gave me a big hug.
- He tried to beam a message to the unknown aircraft.
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「ビーム光線だ、それ!」というときのビーム(光線)の他に、「輝く、微笑みかける」といった意味もあります。春になって太陽が微笑みかけるように輝くとうれしくなりますが、「彼女は輝いている、微笑んでいる」など、人に対しても使います。また、「信号などを送る」という意味もあり、かの「スタートレック」では、人間も含めていろんなものを「転送する」という意味で使われています。カーク船長のセリフ、"Beam Me Up, Scotty" は、このドラマを知る世界中の人たちの合言葉(?)。語源は古英語のbeam 「木」。
同義語
smile, grin, transmit, emit, radiate, flash, shine, glow
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File No. 1712
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me-too
[mí:tú:]
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右にならえの、人まねの
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- I hate to sound like a me-too person, but I agree with him.
- Me-too" products are "easy come, easy go."
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胃の調子が悪いので「そば」にしとくよ、と言えば (Me, too!) 「私も」。いや、やっぱり「エビフライ定食にしよっかな」「じゃ、やっぱり、私も」てなことで、人の真似をして右にならえする様子を表す俗語。日本人には多いタイプのようです。しかし、たとえば、A社の電子ブックリーダーが「Kindle」なら、我が社は「Bindle」(架空)にしようとか、アメリカでは「プリズンブレイク」とかいうドラマが流行ったので、日本でも「牢破り」(架空)というドラマを企画、無実の兄を救うため、弟が背中に唐獅子ボタンの刺青(いれずみ)をして頑張ります、など、どこか似ているな~、など、オリジナリティがないのもどうかと思われます。
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File No. 1711
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trailer
[treɪlə(r)]
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後に続くもの、トレーラー、映画の広告・予告編
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- The couple bought a camping trailer for fun-packed weekends.
- Check out the trailer before deciding to watch the movie.
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週末はトレーラーでキャンプですというときの、「トレーラー」以外に、「あなたはこの恐怖に耐えられるのか?」とか「もう誰も助けてくれない」といったキャッチフレーズとともに面白そうなシーンをちらっと見せてくれる映画の予告編(広告)のことを言います。最近ではインターネットでも見ることができます。なぜ trailer なのかというと、「後に続くもの」という意味から。ドラマでも予告編は番組の最後ですが、映画でもそれと同じように本編の終了後に見せていました。しかし、お客さんは映画が終わればさっさと映画館を出てしまい、「そして誰もいなくなった」てなことになるため、最初に見せるようになったのだとか。
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