File No. 20   ▲Page top
bout
[baʊt]

1ラウンド、1勝負、発作、一続き、1セッション

  • He finally recovered after a bout of fever and cough for a week.
  • The player got five points in the first bout.

「父ちゃん、こんな広い畑を耕すのは疲れるね」「若いもんが何を言う、どれもう1回まわるかの」ということで、語源は中期英語の bowen 「曲げる、回転させる」。畑を耕しながら行って戻る1回を意味していたそうです。そこから転じて、ボクシングなどの1ラウンド、試合の回、何かを行うときの1セッション、および「発作」や「熱」などの一続き、あるいは、「野良仕事をした後は腹が減るね」「さすがに若いもんはよく食うのう」「父ちゃんの食べる1日の量がボクの1回分だね」というときの食事の1回分など、何かを続けて行ったり、ものごとが続いたりする1回を表します。

 同義語  session, patch, interval, stint, round, run, course, fight, match


 File No. 19   ▲Page top
lazy Susan
[lzi su:zn]

回転トレイ

  • This colorful Lazy Susan is made of stain glass in a wood oak frame.
  • A Lazy Susan is a revolving tray for condiments or food.

「スーザン、塩を取ってくれ」、「はいどうぞ」(くるくる)、「ペッパーも欲しいな」、「それ!」(くるくる)、「スーザン、キミも怠け者になったよね…」というわけではありませんが、調味料や食べ物を乗せた回転トレイのこと。収納しやすいように仕切りがついているものもあります。中華料理の回転テーブルにもこの単語が使われることもあります。ちなみに、なぜ「スーザン」なのかと言えば、一説によると、給仕役の女性にこの名前が多かったのか、いつの間にか「スーザン」というと「給仕」を意味するようになり、「スーザン、こっちもお願い」、「ここにもね」などとてんてこ舞いだったスーザンさんが少しだけラクできるようになったという説があります。


 File No. 18   ▲Page top
context
[kɑntekst/kɔn-]

ある物事、話などを取り巻くいろいろな状況や環境。またそういった状況・環境における脈絡や辻褄、流れ。

  • The Internet is widely used in the context of education.
  • Additional effort is required in the context of the current global economic slowdown.

辞書を引くと「文脈」、「前後関係」といった意味が書かれてあり、わかったような気もするのですが、いざ自分で使おうとなるともうひとつわからないのがこの単語。ストーリー展開などの「文脈」という意味だけではなく、「私は飲み会の幹事として会社に貢献しています」、「うむ… できれば、売上目標というコンテクストで貢献して欲しいんだが」とか、あるいは、「厳しい経済状況が続くなか、さらなる努力を重ねて欲しい」といった「~の状況(環境)を照らし合わせて、~を鑑みて」といった意味合いとしても使われます。語源はラテン語の contextus 「くっつける、合せる」。

 同義語  circumstances, times, conditions, situation, ambience, background, framework, relation, connection


 File No. 17   ▲Page top
periphery
[pərɪfəri]

周囲、周辺

  • The country was always on the periphery of a great empire.
  • Center-periphery relationships exist all over the world.

「このマウスいいでしょ?約60個のダイヤモンドを使った300万円の高級品です」、「といってもたかが周辺機器じゃないですか。で、パソコンもよっぽど高級品なんでしょうね」、「パソコンは中古の1万円。うちでは、マウスが中心でパソコンは周辺機器なんですわ」てなことで、円や多角形などの周囲、外周、ある限定された一定の地域の境界線という意味。センター(中心)に対比させて「周辺」というニュアンスがあります。つまり、力を持った「中央」とそれに従う「周辺」。形容詞は peripheral で、peripheral device 周辺機器、 peripheral nerves 末梢神経、また物事などが「重要でない」「枝葉の」といった意味になります。

 同義語  boundary, fringe, verge, outskirts, perimeter, circumference


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elicit
[ɪlɪsɪt]

引き出す

  • Hypnotism elicited his hidden fears.
  • Her remarks elicited cheers.

人間の心のなかは引き出しでいっぱい。いろんな考えや感情など、表に出さずに上手に引き出しに収納していると言えるでしょう。あるいは、自分でも気づかない引き出しもあるかもしれません。そういった表に出ずに潜在してるものを良くも悪くも「引き出す」という意味。また、人から情報や答えを引き出すといった場合にも使われます。とはいえ、「はっきり言ってもらおうか、確かに見たのはこの男だったんだな?」 「ええ… まあ」 「はっきり言わないと聞こえないよ。確かにこの男だなっ!」 「は、はいっ!」などとなると、なんとなく「引き出す」というより「脅し」に(?)。語源はラテン語の elicere 「おびき出す」。

 同義語  bring out, evoke, extract, wextort, educe, draw out



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