File No. 2190
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fiend
[fi:nd]
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悪魔、極悪人、残酷無情な人、中毒者、~狂
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- According to a legend, he is a fiend who has horns and throws fireballs.
- He was a gambling fiend and bankrupted his family.
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「アルファベットの "r" が落ちましたよ」「そんなものは要らぬ」「…ということは、あなたは "friend" かと思ったら実は "fiend" (悪魔)…?」「へっへっへ… 火の玉攻撃、それっ!」「あ~れ~っ!」てなことで、一字足りないだけで怖い意味の単語。また、♪チンジャラジャラジャラ… 「趣味はパチンコです」など、ときどき楽しむ「パチンコとお友だち」程度ならいいのですが、「1か月の給料、ぜんぶ使っちゃったよ」というのは「パチ狂」。ということで、主に口語では、趣味などに取りつかれている人のことを言います。語源は古英語の feond 「敵」で、やはり、中毒状態は「敵」ということで。
同義語
brute, monster, savage, beast, barbarian, demon, devil, ogre, enthusiast, fan, addict
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File No. 2189
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intubate
[ɪntju:beɪt]
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管を差込む
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- The doctor intubated the patient, and a nurse gave him an IV.
- She was intubated to secure the airway and sent to the hospital.
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喉や器官などに管を差し込むという意味の単語。なぜこんなことをするかと言えば、「こんなことできます」といった大道芸人というのではなく、人命救助において、気管に管を差し込み、気道(酸素の通り道)を確保し、呼吸しやすくするという目的があります。ER(緊急救命室)などのドラマを見ていると、ひんぱんに出てくる単語で、「気道が見えない!」などと言いながら見習いの医師などがやるとなかなか難しい処置のようです。ちなみに、日本では、救急救命士による気管挿管による気道確保はできないとされ、問題になっていましたが、最近では認定取得者であれば許可されているようです。
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File No. 2188
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commute
[kəmju:t]
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通勤する、振り替える、減刑する
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- The judge commuted the young man's sentence to life in prison.
- They decided to commute their pension to a lump sum.
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通勤の帰りにちょっと寄る行きつけの店。「またツケがかなりたまってきてるよ、5万円も」「え~?3万円にまけてよ」「ダメ」「じゃ、分割にしてくれない?」「ダメ、一括で払ってよ」「仕方ない、じゃあ、また、毎日皿洗いするよ」というわけで、「通勤する」という意味の他に、支払い方法などを振り替える、借金を労働で返済するとか、月々の年金などを一括で払う(通常、合計が減額されます)という場合に使います。また、借金などを減額する、死刑から終身刑に減刑するといった意味でも使われます。語源はラテン語の commutare で、com- 「ともに」 + mutare 「変える、変化する」。
同義語
reduce, alleviate, curtail, interchange, switch, trade
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File No. 2187
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mannerism
[mænərɪzm]
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特有の癖、型にはまった特徴、誇張、わざとらしさ
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- His mannerism of shaking his leg when he talks is very irritating.
- She has a mannerism of saying "so, and..." when she wants to suggest she's not finished.
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「"いま、○○が新しい"… このキャッチフレーズ、マンネリ化してませんか」なんてことで、日本語では、もっぱら新鮮味がなくなってきたという意味で使われますが、本来は、特定の人物や集団などが持っている特有の癖、特徴という意味。まあ、特有ということですから、型にはまっているわけであり、イコール新鮮さに欠けるということになります。「あ、あの人がイライラしている」「チッ、チッ、…」「やっぱり始まったあの舌打ち」ということで、マンネリ化しているからこそ「癖」というわけです。また、16世紀のヨーロッパで流行した芸術様式という意味もあります。語源は manner 「手法」。
同義語
habit, trait, quirk, peculiarity, foible, idiosyncrasy
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File No. 2186
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lachrymose
[lækrɪmoʊs]
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涙もろい、涙をさそう、悲しい、陰気な
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- Featuring a story of a little girl who lost her parents, the tale is lachrymose but encouraging.
- He is a lachrymose man always weeping over everything he sees and hears.
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「あれ?また泣いてるんですか?」「あまりにもかわいそうで…」「で、今度はどんな話ですか?」「幼い頃から醜い、醜いと言われて育ったアヒルの子の話なんだ」「よくある話ですね」「でも、実はそのアヒルの子はガチョウだったんだ」(架空)「いい話じゃないですか」「うん、そこにまた感動して…」など、人が涙もろい、物語などが涙を誘うという意味の単語。「泣く」というのはある種カタルシスにもなりますが、自分を哀れむような「くよくよ泣き」はほどほどにしておいたほうがよさそうですね。語源はラテン語の lacrima 「涙」。
同義語
tearful, woeful, mournful, lugubrious, weepy, dolorous
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