File No. 2195
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wok
[wɑk/wɔk]
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中華なべ
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- Stir-fry vegetables in a wok and season them lightly with salt.
- The Chinese cook showed me how to use a wok.
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野菜炒めなら中華なべ。底が深いので、食材をころがしながら勢いよく炒めることができます。これを底の浅いフライパンなどでやると、「あれ?野菜がないぞ」「コンロ台の上に散らばってますけど」なんてことに。そうか、じゃあ、ひとつ中華なべを買おう、どこのがいいかな?ということになると、「そりゃ山田さんとこの中華なべでしょう」「山田さんって、"中華なべ"で検索したら上位に出てくるあの山田さん(会社)?」「なんでも、普通の中華なべがプレスで製造されているのに対して、あそこのは手間をかけた"打ち出し"という手法を使っているとか」なんてことで、語源は広東語の wok 。
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File No. 2194
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leech
[li:ʧ]
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ヒル(蛭)、くっついて離れない(人)、ヒルで血を吸いとる、(利益などを)吸い取る
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- She sticks like a leech and tries to get from me whatever she wants.
- In medieval Europe, doctors used to cure disease by letting leeches to suck patients.
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吸い付いて血液を吸うヒル、あるいは、ヒルのようにくっついて利益などを吸い取る人という意味。語源は中世英語の leche 「医者」で、なぜ医者が「ヒル」なのかと言うと、高い治療費を吸い取って… などということではなく、「治療をしましょう、チクッとしますよ」「って、先生、これヒルじゃないですか!」「はい、悪い血を吸い取ってしまいましょう」と、ヒルを患部にぺたっと貼って血を吸わせるというわけで、中世ヨーロッパなどで行われていた治療法。なんでも、病気は、ヒポクラテスがとなえた四体液(血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁)のバランスが崩れて起こると考えられていたからだとか。
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File No. 2193
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natter
[nætə(r)]
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ぺちゃくちゃしゃべる、ぶつぶつ文句を言う
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- Kids were absorbed in games while their mothers were nattering.
- When the sun was setting in, their nattering still went on and on.
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「ウチではカボチャです」「他にはありませんか」「はい、議長」「はい、○○さん、どうぞ」「我が家では、紅ショウガの天ぷらとかもします」「私は梅干の天ぷらとかも…」「あ、ちょっと待ってください。紅ショウガの天ぷらについて、質問はありませんか?」… など、会議のように真面目に話すというのではなく、会議は会議でも井戸端のほう。もっとも、今では井戸端もなくなったので、職場ならさしずめ「トイレ会議」というところで、さして必要もない他愛のないおしゃべりをするという意味。語源は北イングランドの方言 gnatter 「かじる」の変形。主にイギリス方面で使われる単語です。
同義語
gossip, chatter, prattle, jabber, gabble
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File No. 2192
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gawp
[ɡɔ:p]
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ぽかんと見る、見とれる
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- She had nothing to do and gawped at a silly TV show.
- He gawped at a dog which was wholly dressed up walking in the street.
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「あ……」「どうしたんですか、口をぽかんと開けて。あっ……(ぽかん)」「なんだ二人とも、口をぽかんと開けて… おお……(ぽかん)」「やだ、みんな何を見てるの?ぼーっと口を… ああ……(ぽかん)」「こら、キミたち、仕事もせんで何をそんなマヌケ面して… あ……(ぽかん)」てなことで、ぽかんと見とれるという意味の俗語。唖然として見とれる、うっとりして見とれる、活気がなく何かをぼーっと見ているといった場合に使われますが、その表情は決してスマートだとは言えず、気の抜けたような様子になっていることがポイントです。語源は中世英語の galpen。
同義語
gape, gawk, goggle
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File No. 2191
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aura
[ɔ:rə]
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独特の雰囲気、霊気、オーラ
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- My mother has an aura of nervousness and impatience.
- In the office that day, there was an aura of bustle and haste.
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「大阪の鶴橋には焼肉のオーラがある」「て言うか、駅のホームに立っただけで風で臭いがただよってきますやん」「ん?そういうキミも息がニンニク臭い。焼肉のオーラが…」「いえ、餃子です」ということで、語源をたどれば、ラテン語の aura 「そよ風、空気」で、そのまた語源はギリシア語の aura 「息、そよ風」。最近、日本語でもよく使われますが、特定の人やモノの周囲に空気のようにゆらゆらと漂っている、目には見えない独特の雰囲気という意味。とは言え、受け取る人によっても、そのオーラが異なることもあり、受け手の感覚、先入観といったものも影響してくるのかもしれません。
同義語
air, feel, atmosphere, tone, scent, aroma, suggestion, mood, emanation
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