ここではよく芸術の主題になるテーマなど、芸術関係の用語を解説しています。
日本語 |
英語 |
備考 |
は
|
バシリカ |
basilica |
ローマ教皇より特定の特権を与えられた、一般教会堂より上位にある教会堂。また、建築では、主な通路(身廊)の左右に通路(側廊)を設けた形式のこと。 |
バルビゾン派 |
the Barbizon school |
1830年~1870年頃にかけてフランスで発生した絵画の一派。フランスのバルビゾン村やその周辺に居住し、自然主義的な風景画や農民画を写実的に描いた。コロー、ミレーなどが含まれる。 |
バロック |
Baroque |
16世紀末から17世紀初頭にかけてイタリアで誕生し、ヨーロッパ各地へと広まった美術・文化の様式で、壮大さ、豪華さ、力強さ、わかりやすさなどが特徴。 |
バロック建築 |
Baroque architecture |
1590年頃から盛んになった建築様式。建築そのものだけではなく、彫刻や絵画を含めたさまざまな芸術活動によって空間を構成し、複雑さや多様性を示すことを特徴とする。 |
ひ
|
ピエタ |
Pietà (Pity) |
キリスト教芸術の主題の1つ。十字架から降ろされたイエス・キリストを腕に抱く聖母マリアを描く。 |
ビザンティン(ビザンツ)建築 |
Byzantine architecture |
東ローマ帝国(ビザンツ帝国、ビザンティン帝国)の勢力下で興った建築様式をいい、ローマやギリシア建築の特徴を継承し、ロシアや西アジア、初期イスラム建築にも影響を与えた。 |
ビザンティン(ビザンツ)美術 |
Byzantine art |
古代のギリシア美術、ヘレニズム美術、ローマ美術を継承しつつ、東方的、キリスト教的要素を含んだ独特な美術の体系で、5世紀から15世紀の東ローマ帝国で発達した。 |
羊飼いの礼拝 |
Adoration of the Shepherds |
キリスト教芸術の主題の1つ。ベツレヘムの町の郊外で夜通し羊の群れを守る羊飼いたちにキリスト誕生が天使によってもたらされたという言い伝えに基づく。
|
表現主義(表現派) |
Adoration of the Shepherds |
絵画や文学などのさまざまな芸術分野において、感情を作品中に反映させて表現する傾向のことを指す。
|
ふ
|
フィレンツェ派 |
the Florentine School |
13~17世紀のイタリアにおいて、盛期ルネサンスの中心地でもあったフィレンツェを中心に活躍した画派。ジョットにより確立された自然に近い表現を特徴とする。ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどが含まれる。 |
フォンテーヌブロー派 |
the School of Fontainebleau |
フランス・ルネサンス期に宮廷で活躍した画家のグループ。 |
フレスコ画 |
fresco |
「新鮮」を意味するイタリア語の「fresco」を語源とし、壁に漆喰を塗り、それがまだ「新鮮」(乾いていない状態)なうちに水または石灰水で溶いた顔料で描く手法。 |
ヴェネツィア派 |
the Venetian school |
15世紀後半から16世紀にかけてのルネサンス時代にヴェネツィア共和国とその周辺で活躍した美術の流派。ジョルジョーネやベッリーニ(父)により確立された色の光沢によって形やぼかしを表現する手法が特徴のひとつ。ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼなどがこの派に含まれる。 |
フォーヴィスム |
Fauvism |
20世紀初頭の絵画運動。フランス語(Fauvisme)で「野獣派」。目に映る色彩ではなく心が感じる色彩を表現しようとした。代表的画家にマチスやドランなどがいる。 |
ブリュッケ |
Die Brücke |
ドレスデンで結成されたドイツ表現主義のグループ。1905年に結成し1913年に解散した。「ブリュッケ」とは「橋」の意味。 |
ブルゴーニュ領ネーデルラント |
the Burgundian Netherlands |
1384年から1477年までブルゴーニュ公爵が治めた低地諸国の諸領地の総称。現在のベルギー、オランダ、ルクセンブルクとフランス北部、ドイツ西部が含まれる。 |
ほ
|
ポスト印象派 |
Post-Impressionism |
印象派の後にフランスを中心として主に1880年代から活躍した画家たちを便宜的にこう呼ぶが、様式的な共通点はとくにない。ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌなどが含まれる。 |
前へ
次へ