ここではよく芸術の主題になるテーマなど、芸術関係の用語を解説しています。
日本語 |
英語 |
備考 |
ま
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マニエリスム |
Mannerism |
ルネサンス後期からバロック以前にイタリアを中心に起こった美術様式。理想や調和を追及したルネサンスを超越し、緊張感や不安定さ、知的で人工的な要素を求めた。 |
め
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メディチ家 |
The House of Medici |
イタリア、フィレンツェの銀行家、政治家で、後にトスカーナ大公国の君主となった一族。パトロンとして、ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどの多数の芸術家を支援した。 |
も
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木版画 |
woodblock printing |
木製の原版に彫刻刀などで溝を彫り、凹凸をつけることによって作る凸版画のこと。 |
よ
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翼廊 |
transept |
建物の主部やその通路に対して直角に横切る部分で、翼のように両側に飛び出している。教会建築において、中央通路から主祭壇に向かう途中に造られる。両側に飛び出した部分は英語で semitransept という。 |
ゆ
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ユディト |
Judith |
旧約聖書外典の1つである『ユディト記』に登場するユダヤ人女性。『ホロフェルネスの首を斬るユディト (Judith Beheading Holofernes) 』などの題材で表現される。 |
ら
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ラファエル前派 |
the Pre-Raphaelite Brotherhood; Pre-Raphaelites |
19世紀の中頃ヴィクトリア朝のイギリスで活動した、ジョン・エヴァレット・ミレーやロセッティをはじめとする美術家・批評家。 |
り
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リトグラフ |
lithograph; lithography |
表面を彫る版画ではなく、石版石やアルミ板などの金属板を使った、水と油の反発作用を利用した平版版画。 |
リヨン派 |
the Lyon School |
19世紀前半のフランスの画家のうち、リヨンにゆかりがある画家を分類した用語で、リヨン美術館がリヨン出身の画家たちの作品を集めたことにより概念が定着した。。 |
る
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ルネサンス |
Renaissance |
「再生」「復活」を意味するフランス語が語源。人間中心の思想に基づき、ギリシア・ローマの古典文化を復興しようとする文化運動、あるいはその時期(14世紀~16世紀)。14世紀にイタリアで始まり西欧各国に広まった。 |
ろ
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ロココ |
Rococo |
バロックに続く時代の美術様式で、優美で繊細な曲線が主な特徴。18世紀、ルイ15世のフランス宮廷から始まり、ヨーロッパの他国にも広がった。 |
ロマネスク建築様式 |
Romanesque architecture |
6世紀から10世紀にかけて起こったとされる中世ヨーロッパの建築様式で、半円アーチの使用が特徴。12世紀のゴシック様式へと発展する。 |
ロマン主義 |
Romanticism |
18世紀末から19世紀前半にヨーロッパで起こった考え方であり、それまでの古典主義の理性、合理主義に対して感受性や主観に重きをおいた。古典主義と対をなす。 |
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