容赦なきゾアマンの仕打ち
Accidents will happen.
晴れ
ここ1週間というもの思いがけないショックに見舞われた。まず、朝起きてメールを受信してみたら、とあるアフィリエイト・プログラムからの一方的なアカウント閉鎖のお知らせである。
何を隠そう4~5年ほど前からゾアマン(仮名:バレバレだが…)というところのプログラムに参加していたのだが、忙しくてなかなかコードを貼る時間が取れなかった。というのも、とんでもないコーナー企画をしていたので、膨大な数のコードを貼る必要があったのである。ページにすると500ページくらいになるし、リンク数にすると3000件を超える。確かに無謀だったし、そこまでして商品が売れるのかというと無理があったし、まず、アクセス数が稼げるかというのも疑問だった。さらに言うなら、こういう運用の仕方は果たしてどうなのかとも思った。
しかし、興味を持ってくれる読者にとっては役に立つだろうと思い、とにかく完成させることに決めた。仕事の合間にコツコツと作業を続け、およそ4年がかりで、今年の3月にすべての作業をやり終えた。「やっと終わった!」という達成感を感じたものである。ちなみに、この間(このプログラムの)売上はずっとゼロである(紹介している商品自体売れにくいというのもあるだろうが)。
というわけで、まさに青天の霹靂、それは突然やってきたわけである。その理由とは、まさに、365日売上がなかったからで、今まで貼っているコードをすべて外せというのだ… 正直言葉もなかった。しかも、1年間売上ゼロなら閉鎖という規約はどこにも見当たらない。この4年間、こう言ってはなんだが、遅くて使いづらいコード検索プログラムを使いながら忍耐強く続けてきた努力が、いま水の泡になるわけだ。
確かに、売上ゼロなら「役に立たんし要らん」という気持ちはわからなくもないし、こちらが何年かけてどんな努力をしようが、知ったこっちゃないというのはわからなくもないが、それにしても気持ちのよいものではない。
悔しいが、ここで苦情を言ったとしてもおそらく「どこ吹く風」なんだろうし、そんな時間と労力を(これ以上)そんなことに使いたくない。事故にでもあったと思ってあきらめるのが賢明だ。自分としてはアフィリエイト以外のここのサービスはけっこう気に入っていたのでとても残念である。「結局こういう企業だったのか」という失望感を感じざるを得ない。コードはしばらく放置しておこうかとも思ったが、もう関わりたくないという思いから2日間かけてすべて削除した。
これは私見かも知れないが、ユーザーに嫌な思いをさせることが増えてくると、企業もそろそろ下り坂だと思う。自分が世界を動かしているという奢りの船に乗り、ユーザーのいない無人島への航路をひた走るのかもしれない。