Chimaki
ちまき, 粽
笹の葉に包んだ餅食品
「♪ちまき食べ食べ兄さんが測ってくれた背の丈」という子供の歌がありますが、「ちまき」は五月五日の子供の日に食べる食べ物です。その起源は古代中国にさかのぼります。戦国時代(紀元前403~紀元前221)の役人であり詩人であった屈原は、国を愛するあまりに川で自らの命を断ってしまいます。その死を弔うとともに、遺体が魚に食べられないように、笹の葉で包んだ餅を(魚の餌として)その川に投げ入れたのが始まりだとか。その風習が平安時代(794~1192)のころ、日本にも伝わったとされています。ところで、ちまきには、その中身によっていくつか種類があります。細長い形の甘い餅を入れたものや、野菜やキノコを混ぜ三角形の形にした中国のちまきに似たもの(区別するため「中華風ちまき」と呼ばれています)もあり、それを包む葉も、笹の葉以外に、マコモやチガヤ、竹の皮などがあります。
(写真:笹の葉で包んだ甘いちまき。)
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