Ginnan
ぎんなん, 銀杏
銀杏の実
まず最初に、食べ過ぎてはいけません(食中毒になる恐れがあります)。また、副作用が気になる人も食べないほうがいいでしょう。でも、そういった心配のない人は、独特の銀杏の味をお楽しみください。秋も深まると、街路樹のイチョウの葉も、銀杏の実(種)も金色に色づきます。まるで宝石のように美しい緑がかった黄色の実は、やわらかく弾力性のある歯ごたえがあり、ほんのりした苦みがあります。よく「茶碗蒸し」(といた卵を蒸して固めたもの)に入れますが、銀杏だけでも気の利いた「おつまみ」(アルコール飲料といっしょに食べる軽食)になります。ここで、最も簡単な調理法を紹介しましょう。まず、厚めの紙の封筒とハンマーを用意します。そして、殻のついたままの銀杏を軽くハンマーでたたき、殻にひびが入った状態にします(力を入れすぎて中の実をつぶさないようご注意)。次にそれを紙の封筒に入れて(一度にたくさん入れないこと)、封筒の入り口をしっかり折って中身が出ないようにしてから電子レンジで温めます(500ワットのものなら60秒から90秒)。いくつかの銀杏の殻が割れるくらいになれば「出来上がり」です。塩をまぶしてお召し上がりください。あまり熱を加えすぎると、実が硬くなったり、電子レンジの中で爆発したりしますので注意してください。
(写真:電子レンジで加熱した銀杏の実。殻の割れた実もある。)
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