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ヒジキ




Last update January 2, 2021

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Hijiki  ヒジキ

海藻かいそう一種いっしゅ

japanese-food-hijiki 古代こだい日本人にほんじんなにべていたのでしょうか?ある記録きろくによると、縄文時代じょうもんじだい紀元前きげんぜん14000ねん~400ねんごろ)や弥生時代やよいじだい紀元前きげんぜん400ねん紀元きげん300ねんごろ)の人々ひとびとが、カルシウム不足ぶそくおぎなうためにべていたのがヒジキなのだそうです。奈良時代ならだじだい(710~784)になると、ヒジキはもっぱらかみへの供え物そな ものとして使つかわれ、一般いっぱん人々ひとびとにはとどかないものでしたが、今日こんにちでは、もちろん、地位ちい身分みぶんにかかわらず、だれでもべられる世俗せぞく食べ物た ものです。また、ヒジキをべれば長生ながいきできるとわれ、かつての「敬老けいろう」(9月くがつ15にち)を「ヒジキの」とんでいるようです。ヒジキには微量びりょうのヒふくまれていることから、その摂取せっしゅ禁止きんししているくにもありますが、なんトンものヒジキを毎日食まいにちたべないかぎり(そんなひとはいませんね)、まったく問題もんだいはないとわれています。もちろん、べるかべないかは各自かくじ判断はんだんにゆだねるとして、日本にほんでは、この独特どくとくあじしたざわりとごたえをつヒジキは、こまかくきざんだニンジンやコンニャクあぶらげ豆類まめるいといっしょに煮物にものにするなど、「はんがすすむ」おかずとしてしたしまれています。
(写真しゃしん大豆だいず、ニンジンといっしょにいたヒジキ。)

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