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日本にほんあじたのしむ

日本にほん食べ物た もの

寒天かんてん




Last update January 2, 2021

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Kanten  かんてん, 寒天

海藻かいそう粘液質ねんえきしつ凍結とうけつ乾燥かんそうさせたもの

japanese-food-kanten 1658ねんのある冬の日ふゆ ひのこと、京都きょうと旅館りょかん美濃屋みのや」の主人しゅじん太郎左衛門たろうざえもんはおきゃく大名だいみょうにトコロテン(海藻かいそうからつくった食べ物た もの)をふるまいましたが、たくさん作り過つく すぎてあまってしまったので、戸外こがいにそれを廃棄はいきしました。ところが、そのてたトコロテンはよるになるとこおり、ひるになるとけて、2、3にちすると乾燥かんそうした状態じょうたいになっていました。不思議ふしぎおもい、ためしにひろっててみると、なんと、海藻かいそうにおいもえて、上品じょうひん美味おいしい食品しょくひんができがったのです。これが寒天かんてんばれるようになったわけですが、そのなめらかな、ゼリーのような食感しょっかんから、羊羹ようかんやみつまめ果物くだもの白玉しらたまだんごなどを黒蜜くろみつぜたデザート)など、和菓子わがし材料ざいりょうとしてよく使つかわれています。また、たまご白身しろみ泡立あわだてたメレンゲをくわえた寒天かんてん淡雪寒天あわゆきかんてんばれ、はる淡い雪あわ ゆきけていくように、ほんのりとしたあまさがひろがります。
(写真しゃしん泡立あわだてた卵白らんぱくくわえた淡雪寒天あわゆきかんてん。)

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