Kashiwa Mochi
かしわもち, 柏餅
柏などの木の葉に包んだ餅
日本では五月五日は「子供の日」。空には鯉のぼりが舞い、子供たちはうれしそうにかしわ餅やちまきを食べる―というのが、昔からの風習ですが、その「かしわ餅」とは、写真のようにカシワ(柏)の木の葉で包んだ餡の入った餅のことです。ではなぜ、カシワの木なのかというと、この木は、新しい芽が出てもまだ葉っぱが落ちずに残っていることから、子供が生まれてもまだ両親とも元気だというたとえになり、長寿や子孫繁栄を願う意味があるのです。とはいえ、寿命も伸びている現代社会では、赤ん坊が大人になっても、両親どころかおじいさん、おばあさんも元気なこともめずらしくありません。というわけで、老いも若きも、家族そろってかしわ餅を食べていつまでも元気で長生きしたいものですね。ちなみに、桜餅とは異なり、餅を包んでいる葉は食べられません。
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