Last update October 16, 2025
日本の食べ物~おせち料理~
Osechi Ryōri
おせち, 御節料理
お正月の料理
そのルーツは奈良時代(710〜784)にまで遡るという日本のおせちは、お正月には欠かせません。と言うと大げさかもしれませんが、少なくとも50年前まではそうでした。というのも、当時のお正月三が日はどこの店も一斉に休業。世のお母さんや奥さんたちにも、お正月くらいはゆっくりして欲しいというのもあり、毎日三度のご飯には「おせち」(「おせち料理」とも言う)しか食べるものがなかったわけです。今では、華やかな商業主義のおかげで、元日から好きなものが食べられます。しかし、伝統をおろそかにして省略してしまう世の中もいかがなものかと思います。そこで、基本に戻って、我が家で用意した「おせち料理」を紹介しましょう。関西では一般的ですが、うちでも、三重の重箱に詰めています。中をのぞいてみると、まずは「黒豆」。これは、「炎天下で真っ黒になって働らけ」という意味があります。「数の子」は「子供がたくさん」という意味なので、もうどういう言われがあるのかわかりますね。「田作り」は「田んぼの肥料」という意味ですが、乾燥させたカタクチイワシの料理で、豊作を祈ります。キントンは「金の団子」ということで、「お金持ちになるように」という願いを込めています。そして、蓮根は、たくさんの穴から先が見えるということで「明るい未来」という意味があり、昆布は「よろこぶ」の「こぶ」と引っかけています。そして、「クワイ」は芽があるので、「成功の芽」が出るようにという意味です。まだまだありますが、「おせち料理」には、一年の幸運を願う「言葉遊び」がいっぱい詰まっているのです。

<おめでたい食べ物がたくさん詰まったおせち料理。
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一口サイズの数の子と伊達巻(華やかな卵巻き)。
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銀杏を乗せた田作りと百合根のキントン。
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中に肉を詰めた昆布巻き。
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お祝い気分を盛り上げるカラフルなコンニャク。
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長寿を願う海老、棒鱈(乾燥させた鱈を甘く煮たもの)、クワイ、その他。
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おめでたい食べ物がたくさん詰まったおせち料理。

一口サイズの数の子と伊達巻(華やかな卵巻き)。

銀杏を乗せた田作りと百合根のキントン。

中に肉を詰めた昆布巻き。

お祝い気分を盛り上げるカラフルなコンニャク。

長寿を願う海老、棒鱈(乾燥させた鱈を甘く煮たもの)、クワイ、その他。
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