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tract
[trækt]

土地、広がり、~系(解剖)

  • Patagonia is a vast tract of land encompassing the entire lower tip of South America.
  • He is suffering from disorders in the digestive tract.

地平線の向こうまでずっと平原が広がっているといった土地などの「広がり」。また、異次元の空間に出るとそこには無限の時間の広がりが… といった、場所や時間の空間の広がりを言います。その他、呼吸系、消化器系など、身体のパーツや器官が集まって、あるひとつの役割を果たしている系統を指します。語源はラテン語の tractus 「描くこと、広がり」。

 同義語  stretch, extent, expanse


 File No. 804   ▲Page top
chaff
[ʧæf/ʧɑ:f]

穀物の殻、もみがら、くず

  • They modified farm equipment designed to separate the chaff from the wheat.
  • I've noticed some coffee beans have chaff left in the cavity.

日本人の主食「ごはん」。最近では魚の切り身がそのまま泳いでいると思っている子供がいるようですが、ごはんに対しても、米の粒がそのまま生えているわけではありません。収穫したお米を脱穀して中身と殻に分離させ、その中身が米というわけです。ということで、米だけに限りませんが、穀物を脱穀したときに出る「殻」のことを言います。当然のことながら、脱穀したあとの外皮を「殻」 chaff というわけで、まだ米にくっついている状態のときは hull  husk 「外皮」のほうが適切でしょう。語源は中世英語のchaf。

 同義語  husks, remains, refuse, waste, hulls


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reserved
[rɪzə́:(r)vd]

遠慮がちな、打ち解けない、無口の

  • She is a reserved and quiet girl who loves reading.
  • He is smooth with his friends, but when with strangers, he is reserved and serious.

reserve という単語には「予約する」という意味だけでなく、いざというときのために「蓄えておく」という意味や、コメントなどを「差し控える」といった意味があります。過去分詞的に形容詞として使うと自分自身を内に蓄えておくということか、「遠慮がちな、おとなしい性格」ということになります。当然、遠慮がちだというのにベラベラしゃべることもありませんので「無口」になります。また、無口になれば、お世辞を言ったり、馴れ馴れしくしゃべったりということもないので、「打ち解けない」というふうに思われてしまいます。しかし、実際打ち解けていないかどうかは本人にしかわかりません。

 同義語  shy, modest, cautious, restrained, retiring


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coterie
[ktəri]

同人サークル

  • This coterie comprises many avant-garde poets.
  • He formed a writing coterie called "Modern Shakespeares."

とあるゲームの同人グループとか、アニメや小説の同人サークルなど、どちらかと言うとマイナーな共通の趣味、話題、目的などを共有する人たちの集まりのことで、一般の人が気軽に参加できるものではなく、どちらかと言うと自分たちだけが親密な関係を作る排他的な傾向があります。感性が似通っていることから居心地は良いのですが、多様性を楽しむとか、異質のものを取り込み進化するといった性質はほとんど無いと言っても良いでしょう。語源は古フランス語の cotier 「土地を所有している農民」といった意味。

 同義語  clique, group, camp, circle, gang, cabal


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flail
[fleɪl]

殻竿(からざお)(で打つ)、振り回す

  • She flailed at the water in panic.
  • It's a Chinese flail weapon with three staffs connected by metal rings or rope.

昔、穀物を脱穀するために振り回して使った農具のこと(下記 url 参照)で、お役人:「農民たちよ、税金が足りんぞ」、農民:「ご勘弁を!ワシら食べるものもなく、骨と皮。老後の蓄えもありませんわ」、お役人:「老後はオバステ山があるではないか、ほっほっほ…」という言葉に、さすがにキレた「殻竿」がいきなりカシーン!てなことで、発展して武器として使われるようにもなったとか。また、動詞として、腕についた何かを振り払う、台の上などでバランスを取るために腕を動かす、水中で溺れそうになって腕をバタバタさせると意味もあります。語源はラテン語 flagrum 「鞭(むち)」。
https://en.wikipedia.org/wiki/Flail_Flail_(weapon)



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