File No. 1085
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naive
[naɪi:v/nɑ:i:v]
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世間知らずの、単純で無知な、純真な
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- He is a naive person who is often taken advantage of.
- After the injection, a naive rat released the lever to go out of the case.
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「キミはナイーブだね」とか言われて、「純真無垢な心か」なんて単純に喜んではいられません。この単純さとお人好しなところが「ナイーブ」そのもの。英語では、世間知らずで信じやすい、だまされたり、利用されたりしやすいという意味でよく使われます。また、ナイーブなラットと言うと、実験に使われたことのない新しいラットのこと。ところで、日本人は世界有数の「お人良し」国民で、日本人をだますくらい朝飯前だと思われているんだとか。頭の痛い話です。語源はフランス語の naïve で、その源はラテン語の nativus 「生来の」。
同義語
gullible, credulous, green, simple, innocent, callow
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File No. 1084
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pirouette
[pɪruet]
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つま先で回る(こと)、ピルエット
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- He pirouetted around the room to rap music.
- The car pirouetted before bumping into the tree.
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バレリーナなどが「つま先でくるくると回転する」という意味があります。その回転速度もどちらかと言うと速いのが特徴で、メリーゴーランドのようにゆっくり、のんびり回っているわけではありません(もっとも、悠長に回転していたのではバランスが保てませんが)。また、半回転などでなくきちんと1周することがポイント。バレー以外のダンスなどでも1回転するという意味で使います。また、ダンスだけでなく、フィギュアスケートの回転、バスケットボールでの回転などにも使われます。語源はフランス語の pirouette 「独楽(こま)」。つまり、独楽のようにクルクル回るというわけです。
同義語
spin, turn, whirl, pivot, twirl
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File No. 1083
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syntax
[síntæks]
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統語論、構文(論)
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- The syntax of English does not allow us to say "he the party to goes cannot."
- When VBA editor detects a syntax error, the code will be displayed in red.
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Windows の VBA でマクロを作って作業もラクラク!というのをめざしてさっそく作成し始めたが、いくらやっても syntax error 「構文エラー」、これじゃコツコツ手動で作業したほうが早かった。あるいは、学校時代に習った SVC とか SVOO 。先に主語が来て次に動詞、その後に補語や目的語というわけで、 He cannot to school go などという表現はそれこそ「構文エラー」。ということで、文章を構成する主語や動詞などの要素を組み合わせたり、並べたりする構造のことを言います。そして、そういったことを研究するのが「統語論」というわけです。語源はギリシア語の syntassein 「いっしょに並べる」。
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File No. 1082
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semantic
[sɪmæntɪk]
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意味に関する、意味の
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- There is a semantic difference between the two phrases.
- The idea of "a semantic web" has now become standard.
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「セマンティック・ウェブ」という言葉がありますが、コンピュータがデータベースなどの情報の「意味」を理解することで、検索などが随分速くなるわけですが、文字通り、言葉の意味(に関する)という意味の形容詞。確かに、最近の検索エンジンもますます賢くなりましたが、その反面、コンテンツに関係のない(意味をなさない)迷惑な広告ばかりが垂れ流し状態になっているのも事実。その他、たとえば、「敬愛」と「尊敬」は「意味的な」違いがありますとか、偽物を表す「いかさま」という言葉は、昔は「いかにも、なるほど」といった意味だったというふうに、言葉や表現の意味を話題にする場合に使います。語源はギリシア語の semantikos 「意味のある」。
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File No. 1081
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matrix
[meɪtrɪks/mæt-]
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母体、基盤、原盤、行列
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- A matrix is a concise and useful way of uniquely representing and working with linear transformations.
- Water is a source of life and serves as the matrix of the roots of the most basic origin.
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アタマの後ろにコンセントのようなものをつないでバーチャルな世界を体験!ということではなく、意味は「母体」。何かを生み出したり、形成する元となるものを指します。同じ顔をした金太郎飴がどんどん出てきますといった「型」や、オリジナル録音が大量に生産できるレコードなどの「原盤」、化石や水晶などが埋まっている岩や土壌などを言います。また、学校時代に習ったような気がする「行列」。とはいえ行列ができるほどの楽しい授業のことではなく、中に数字が入っている括弧が並ぶ数学の課題のこと。語源はラテン語の matrix 「繁殖用の雌の動物」。
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