File No. 1055
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tripe
[traɪp]
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(牛の)第一・第二胃 、くだらない物
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- Before cooking tripe, cut it into neat pieces two or three inches square.
- She cooked a popular tripe soup in the region for me.
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なんでも牛には4つ胃があるようでデザートなんかも「別腹」でいくらでも入ってしまいます、といった話ではありません。ちなみに、第一胃は rumen 、第二胃は reticulum 、omasum は第三胃で、第四胃は abomasum 。焼肉になると、一から順番に「ミノ」、「センマイ」、「ハチノス」、「ギアラ」となります。ということで、今日の単語は西洋の料理の素材としての牛の胃の呼び方で、なかでも第一・ニ胃をさします。今度、焼肉を食べるときはどの胃なのか、しっかり把握しながら食べるのもいいかも(?)。それ以外に「くだらない物」という意味もありますが、これはちょっと牛に失礼ですね。語源は中世フランス語 tripe 。
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File No. 1054
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demographic
[deməɡræfɪk]
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人口統計学の
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- The institution is conducting a demographic research project.
- A specially-developed demographic model has been used to predict the population of the area.
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少子高齢化の時代、いよいよ、おじいちゃん、おばあちゃんたちが主役です。しかし、人口が多いからというだけでは市場の主役にはなれないようで、いまだ高齢者向けパソコンだとか、シルバーエイジ向けのファッション雑誌なんてのもあまり聞きません。ということで、今日の単語は「人口統計学に関連する」といった形容詞。名詞の demography の語源はギリシア語の demos 「人々」+フランス語の graphie 「研究」。いっそのこと、おじいちゃん、おばあちゃんに「孫より子供」でもう一度子供を産んでみませんかキャンペーンというのはどうでしょう。少子化対策につながります。(いや失礼しました。冗談です。)
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File No. 1053
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butler
[bʌ́tlə(r)]
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執事、使用人頭
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- He served as a butler for a wealthy family.
- His father was a butler to the king.
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リッチな人たちにしか縁のない存在ですが、よく大きな豪邸などでベルを押すと出てくる「執事」。映画やドラマではたいていおじいさんと呼ばれる年恰好の人が多く、タキシードなどを着て身なりもきちんとしています。それで、一体何をする人なのかというと「使用人頭」、つまり他の使用人たちの取りまとめや、お客さんを出迎えたり、食事の準備を取り仕切ったり(料理はしません)、その他主人の身の回りのことを執り行うようです。また、ワインやお酒などを管理する人という意味もあり、語源からするとこちらのほうが本来の意味。語源は古フランス語の bouteillier 「ボトル管理人」。
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File No. 1052
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staff
[stæf/stɑ:f]
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職員、杖、棒、支え
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- A staff used by the ancient king was a symbol of kingship.
- Contact our staff for more information on our products and services.
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「ご質問などあればご遠慮なくスタッフにお聞きください」というときの「スタッフ」だけでなく、「杖」とか「支え」という意味もあります。とあるローマ法王の特集番組で「法王専用の staff は軽量で…」とか言うので、法王のもとで働く職員には体重制限があるのかなどと思う人はいないでしょうが、昔から王などが権威の象徴に持つ「杖」のことらしい。 a crosier とも言いますが、法王の杖は a pastoral staff 。ちなみに「職員」の意味の staff は集合名詞として使われますが、「杖」のほうは s をつけて staffs または、staves 。語源は古英語の stæf 「杖」。
同義語
scepter, wand
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File No. 1051
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dwell
[dwel]
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住む、留まる、いつまでもこだわる
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- We shouldn't dwell on the past, but we do have our fond memories.
- She dwells in a dreamland.
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「わたしは大阪に住んでいますが、あなたは?」というときの一般的な「住む」ではなく、彼は夢の世界に住んでいるとか、彼女は思い出のなかに生きているといった、抽象的な意味で使われます。また、dwell on (upon)... で同じテーマや事柄をいつまでも気にしたり、こだわるという意味があります。客観的にみるとその事にしか意識や注意が向かないという状態で、まったく腹が立つのよね、あの人のあの態度とか言いながら同じ事を朝に夕に、昨日今日明日と言い続けているような様子を表します。語源は古英語の dwellan 「迷う、隠れる」。
同義語
live, stay, reside, rest, settle, lodge, abide, sojourn
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