File No. 1235
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bore
[bɔ:(r)]
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ドリルなどで穴をあける、掘りぬく、穴があく、穴
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- You should bore a hole entirely through your workpiece.
- They are manufacturers of boring machines.
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日本語だと聞いただけではややこしい「ボーリング」。さて今日はリクルート面接。「あー、弊社に入社を希望する理由は?」 「えーと、ボクは学生時代からボーリングが好きで…」 「ほお?また変わった趣味をお持ちですな」 「えー?そうですか?でも、あのストライクを決めたときの爽快感は…」 「何か勘違いされてませんか?ウチは地面を掘るボーリングの会社ですけどね」 ということで、ドリルなどで大きな音をさせながら地面などに穴を掘ることを言い、boring はその名詞形。ちなみにボールでピンを倒すのは bowling で発音も「ボウリング」。語源はラテン語の forare 「穴をあける」。
同義語
drill, mine, pierce, penetrate, puncture, perforate
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File No. 1234
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eaves
[i:vz]
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家の軒、庇(ひさし)
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- Long hanging icicles dripped melting snow water from the eaves of the house.
- There is a nest of sparrows under the eaves.
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屋根から外壁に覆いかぶさるようにして突き出ている部分で、これと言って実用的な使い道はないのですが、雨宿りしたり、ツバメやハチなどが巣を作るのに使ったり、冬になるとつららが下がったりする場所です。その他、成句として「庇を貸して母屋を取られる」などと言いますが、「あのー、すいません。ちょっと庇を貸してもらえませんか」とやってきた男が、次は「あの、ちょっと玄関貸してください」、その次には、「あのー、家の中に上がってもいいですかね」などと言いながら、とうとうその家の住人を追い出してしまったというように、親切にしてあげた恩をあだで返すという意味。語源は古英語の efes 。複数形で使います。
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File No. 1233
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vignette
[vɪnjét]
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飾り模様・唐草模様、ビネット、スキット
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- The title page is printed in black and red, with vignette decoration.
- A vignette portrait of a woman is decorated on the wall.
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フーテンの寅さんの風呂敷の模様の唐草模様とか、西洋の古典的な本などの扉ページに描かれているブドウの蔓のような模様を言います。その他、肖像画などで背景をぼかして描いているような絵のことをビネットと言います。また、英会話番組などで、講師の人が「では、今日のビネットを見てみましょう」などと言いますが、「え?唐草模様?」などというのではなく、会話例文などを取り入れたスキット、つまり、短いシーンを表現したものを指します。語源は中世フランス語の vignete で、vigne 「ブドウの木、蔓のある植物」。
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File No. 1232
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dribble
[drɪbl]
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したたり落ちる、こぼす、ドリブルする
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- When he was dribbling the ball, time was up, and the whistle was blown.
- Cold water was dribbling out of the faucet.
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髪を洗ったばかりのお父さん、「水もしたたる」良い男だろーなどという古いジョークを飛ばすのはいいが、シャワーの栓がちゃんと閉まっていないのか水が「ポタポタ落ちて」いる。一方では、飲ませたばかりのミルクが赤ちゃんの口から「こぼれている」のでお母さんは大慌て。「ちょっとお兄ちゃん」とお遣いを頼もうとするが、庭でバスケットボールの「ドリブル」の練習なんかをしていて聞こえない。まさに我が家はドリブル家族。語源は drib (drip 「したたる」の変形)の反復形。
同義語
drip, trickle, drop, drool, drivel
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File No. 1231
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ravel
[rævəl]
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ほつれさせる(ほつれる)、解決する、もつれさす(もつれる)
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- She raveled what she had knitted so far to undo the error.
- The usage of the word "ravel" is very raveling.
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「あ、社長、おセーターにほつれが…」と言って糸を引っ張るとスルスルとほどけて… というふうに毛糸や布地などがほつれるとか、込み入った問題を解決するという場合に使います。ところで、混乱するのが以前紹介した unravel との違い。両方とも「ほどく」といった意味があり、しかも unravel は ravel に否定の接頭辞 un をつけたもの。ネイティブでも混乱するようで、非常にややこしいのですが、違いは、ravel には「もつれる」といった意味合いもあること(現代の用法としてはほとんど使われません)。昔は「もつれる」という意味で使われていた ravel の反対語として unravel が出てきて、その後に ravel に「ほどく」という意味が加わったとか。文字通りもつれる話です。
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