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gulf
[ɡʌlf]

湾、深い割れ目、深淵、障壁、溝

  • A big gulf between the management and the shop floor is a big problem.
  • You may fall into a gulf in which there is no solution.

お兄さんはメキシコ湾で大きな魚を釣り上げ、お父さんは哲学を思索しすぎて深淵にはまり、お姉さんとお母さんは結婚前の彼氏との旅行をめぐって大ゲンカ、超えられない世代のギャップを感じている。ということで、「○○湾」というときの「湾」の他に、abyss (深淵・奈落の底)という意味や、超えられないような大きな「障壁」、「溝」という意味に使われます。語源はラテン語の colpus で、そのまた語源はギリシア語の kolpos 「胸」。

 同義語  chasm, opening, split, gap, rent, breach, separation, void, rift, abyss, cleft


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abyss
[əbɪs]

深淵(えん)、奈落(ならく)、底なし地獄

  • Japan once fell into an abyss like an economic slump.
  • Sometimes alcohol is like an abyss.

何とも得体の知れない不気味なところのようです。「私は借金地獄という奈落の底から這い上がって来ました」 「ほう… ところで奈落というのはどんなとこですかな?」 「言ってみれば底なし地獄のようなもんですわ」 「でも、あなた、さきほど奈落の"底"って言いましたよね?底はあるんですか?」 「いや、あるような、ないような… とにかく深いところですわ」ということで、底が見えないような、混沌とした、深い穴のようなものを指します。あまり行きたくないですね。語源はギリシア語の abyssos 「底のない」。

 同義語  chasm, gulf, hollow, void, gorge, ravine, cleft, cataclysm, collapse, disparity, divergence


 File No. 1188   ▲Page top
banshee
[bænʃi:]

家族の死を予告する妖(よう)精

  • A banshee is a sort of phantom-woman, who appears outside a house and wails.
  • The baby screamed like a banshee when he looked at his father in a Halloween costume.

アイルランドやスコットランドなどのゲール文化にはいろんな妖精がいます。そのひとつがこれ、バンシー。なんでも女の妖精で、家族の誰かが死ぬときに現れ、手をたたいたりしながら泣きわめき、それを知らせるのだとか。また、バンシーが集団で現れ、コーラスで泣いたり、歌ったりする場合は、高貴な人の死を知らせると言われています。ちなみに、like a banshee は、ヒステリックに悲鳴を上げたり、音をたてたりする様子を表すときに使う熟語。語源はゲール語の ban (bean) 「女」と sídhe (sìth) 「妖精」。


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emulate
[emjult]

競う、~と張り合う 、熱心に見習う、模倣する

  • He writes stories and tries to emulate fiction writers.
  • The software emulates an automatic music playback in every way.

「できました。称してワインドーズ・コンピュータ。調子が悪いときは再起動すればすべて直ります」など、既存の製品などを模倣して競い合うとか、ライバルのあの人が英会話を習い始めたので私は中国語を習っていますとか、彼はロック歌手の○○さんを見習って作曲などをやっているなど、同じようなことをして同等のレベルに到達しようとか、あわよくばそれを追いこそうとしているといった場合に使います。その他、コンピュータ用語でエミュレートという意味があります。語源はラテン語の aemulus 「競い合った」。


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plangent
[plænʤənt]

鳴り響く、物悲しく響く

  • I heard the plangent sound of Spanish guitar from far away.
  • Every autumn evening crockets start playing plangent music.

夏の終わりに田舎などに行くと聞こえる「コロコロ…」といった虫の声、革ジャン姿のちょっと寂しげなお兄さんなどが吹く哀しそうな口笛、ピロロロ…といったクラリネット、ポロロンといったピアノの音など、どちらかと言うと鳴り響く音。耳元でささやくような音ではありません。また、そのトーンやメロディーも「ポンキッキ」とか「ドラえもん」といった楽しげなものではなく、どこか物悲しいのがポイント。秋によく似合う(?)少しセンチメンタルな響きを言います。語源はラテン語の plangent  plangere 「悲しむ」の現在分詞。

 同義語  resonant, mournful, plaintive, sonorous, deep-toned, clangorous




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