File No. 1750
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doggerel
[dɔ(:)ɡrəl]
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下手な詩、コミカルな詩、ちょっと作った詩
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- He started to chant his favorite doggerel.
- My mother used to read her self-made doggerel to me.
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「さくら ひらひら かぜにまう ぼくら ひらひら ひらしゃいん」「何ですか、それ?」「オレの詩さ」というときの下手な詩という意味の単語。コミカルな内容のものや、ときにはお下品な言葉を含むものを言いますが、最近では、「ちょっと詩を作ってみたんだけど」「また?もういいよ、母さん。そうだ、ポチに聞いてもらいなよ」「ワン!」(ポチ)など、とりわけて才能があるというわけではない普通の人などが作った、芸術性の低い、雑な作りの詩に対して使うことが多いようです。語源は中世英語の dogge 「犬」。犬にしかウケないということか。
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File No. 1749
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spoiler
[spɔilə(r)]
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だめにする人(物)、スポイラー、妨害候補、ネタバレ
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- A spoiler is a posting that ruins the ending of movies.
- He will not win in the election, but he can be a spoiler.
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たとえば、きれいに咲き始めた桜が雨で散ってしまったとか、楽しいはずのドライブが渋滞で… などという場合に、雨や渋滞は「スポイラー」ということができます。その他、「見てます?」「もう、次のシーズンに入ったよ」「言わないでくださいね」「へへ… 実はさあ、ジャックが誘拐されて…」「誘拐?いや、言わないでください!」「中国にね…」「え?もう、ダメですったら!」など、映画やドラマなどの結末や展開をばらしてしまう「ネタバレ」記事のことを指します。また、彼は選挙には勝てないが、敵方の票を減らすには十分だという場合の妨害候補という意味や、飛行機などのスポイラーの意味もあります。
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File No. 1748
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sere
[sɪə(r)]
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葉や花が枯れた、しおれた
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- Sere leaves rattled in the autumn wind.
- Like withered flowers, all my hopes are sere.
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もらってうれしい花束ですが、枯れて寂しい切花、ということで、花や葉などが枯れたり、しおれたりした様子を表す形容詞。詩や文学的な文章に使われ、一般的には wither の過去分詞 withered を使う場合が多いようです。特に切花は、せっかく飾ってもすぐに枯れてしまうので買わないという人も多いようですが、切花が枯れるのは、糖分が不足するからなのだとか。じゃあ、お砂糖あげましょうということで、砂糖などの糖分を入れてみるのも良いようです。また、水分に含まれるバクテリアが原因だとも言われます。こちらは、花瓶に10円玉を入れておくと効果があるようです。語源は古英語の sear 。
同義語
dried-up, sear, shriveled, shrivelled, withered
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File No. 1747
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rap
[ræp]
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少しも~ない
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- He said, "I don't care a rap who you are."
- I don't give a rap about rap music.
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♪ラップに合わせてタップだぜ、キャップをかぶってアップでスナップ、ちょっとチャットでツーショット(??)などというときのラップ音楽とは別の単語で、「少しも~でない」という意味くだけた言い方。don't give a rap about... 「~などちっとも気にしない」、don't care a rap... 「~なんか少しもかまわない」など、否定形で使われます。語源は18世紀のアイルランドで出回っていた偽物の半ペニー銅貨。当時は、小銭が不足しており、それを補うかのように流通していたのがこの偽コインで、半ペニーというだけでも、わずかの価値しかないのに、しかもそれが偽物となれば、全く値打ちがないということのようで。
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File No. 1746
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halcyon
[hælsɪən]
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カワセミ、ハルシオン、静か・穏やかな、全盛・繁栄した
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- These were halcyon days for the steel industry in Japan.
- This is the halcyon season for people to enjoy.
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「あ~、あの頃はよかったなあ」「あの頃って?」「そこそこ仕事してるだけでボーナスもたっぷり、給料も右肩上がりのあの頃だよ」「ま、割れない風船がないように、はじけないバブルもないですからねえ」など、「全盛の、繁栄した」、あるいは「静かで穏やかな」様子を表す場合に使います。また、カワセミ(鳥)の意味もあります。語源はギリシア語の halkuon で、伝説の鳥「ハルシオン」。なんでも、海に巣を作り、風や波を穏やかにする力を持っているのだとか。確かに、繁栄と穏やかなのはけっこうですが、来る日も来る日も穏やかで、繁栄の日々が続くというのも退屈かもしれません。
同義語
golden, flourishing, prosperous, peaceful, serene, placid, pacific
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