File No. 1795
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quiescent
[kwɑɪesənt]
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静止した、不動の、無活動の
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- The volcano has been quiescent since the year 1800.
- His disease was quiescent in the first two years.
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「山田くんはどうかしたのかね?」「はい、朝から静止したまま、少しも身動きもしないし、話もしません」「まばたきもしていないようです」「うむ…」「そう言えば、昨日、明日は活動休止しますなんて言ってました」「そうか…」てなことで、実際は、人間にはあまり使われませんが、静かにじっと動かないでいる様子、休止している状態を表します。病気が進行せずに止まっているとか、火山が活動を中止しているなど、科学的な脈絡で使われることが多いようです。ちなみに、quiet 「静かな」と同じ語源であるラテン語の quiscere 「休む」の現在分詞から来た言葉です。
同義語
still, dormant, latent, motionless, placid
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File No. 1794
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woo
[wu:]
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支持を得ようとする、求愛する
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- They are trying to woo many tourists from the world over.
- The company's strategy is to woo many wealthy customers.
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「マレーシアは本物のアジア」とか、「途方もない国インド」などとアピールしながら、観光客を引きつけようとしたり、少子化で、どこの大学も学生を集めるのに一生懸命など、誰かの支持を得よう、気に入られようとするという意味があります。もちろん、支持を得るには相手に気に入られることが必要です。また、女性に求愛するという意味もあります。もっとも、人にはそれぞれ好みや個性があるわけですから、「あら、私にくれたラブレターも同じ内容が書かれてたわよ」など、どんな相手にも同じやり方というのでは、ちょっと工夫が足りません。ということで、語源は古英語の wogian 「女性」。
同義語
court, chase, pursue, importune
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File No. 1793
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captious
[kæpʃəs]
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あら捜しをする、混乱させる、意地の悪い
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- They asked him a captious question trying to confuse him.
- As she became older, she gradually turned into a captious, difficult person.
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「むむっ?カギカッコが抜けているぞ!」とか「美人だけど、目がちょっと垂れてるよね」など、あら捜しをするという意味の形容詞。また、議論などで、相手を混乱させる、意地の悪い質問といった場合にも使います。他人の"あら"は見えても、自分の欠点は見えにくいもの。「そこで、開発してみました、名づけて"あらわミラー"」「は?」「この鏡に姿を映すと、その人の欠点が赤色で映し出されます」「おおっ!なんてことだ、鏡が真っ赤になったぞ」「特にあら捜しの好きな方には激しく反応します」「で、誰が買うのかね?こんな鏡」「これはこれは意地の悪いご質問で…」ということで、語源はラテン語の capere 「つかむ」の過去分詞 captus 。
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File No. 1792
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monumental
[mɑnjəméntl/mɔ́njʊ-]
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記念碑の、不朽の、巨大な、とんでもない
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- It was a monumental project spending a huge amount of resources.
- His book became a monumental bestseller.
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「お宅の庭、大きなお墓みたいな石がたくさん建ってますね」「あれはお墓じゃなくて記念碑ざます」「ほう?」「あれが宅の息子が生まれたときの記念碑で、その横が息子が初めて歩いたときの記念碑で、その後ろが息子が幼稚園に入学したときの…」「大きいですな」「巨大石ばかりざます」「しかも、どれも凝ったデザインで…」「それぞれが不朽の名作ざます」「これが息子さんの成長につれて延々と続くんですねえ」「孫の土地も用意してるざます」「しかし、とんでもないプロジェクトですなあ」「途方もないお金もかかってるざます…」。名詞形の monument の語源はラテン語の monumentum 「記念の」。
同義語
classic, outstanding, enormous, historic, memorable, awesome, majestic, epoch-making
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File No. 1791
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walla, wallah
[wɑlə]
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~係、~担当
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- A chai wallah served me a cup of chai.
- He started working as a rickshaw wallah.
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技術担当から営業担当になったとか、受付係ですが電話係もしますなど、一人で何役もこなしたり、交代でいろんな仕事をするというのではなく、お茶くみならお茶くみだけ、洗濯なら洗濯だけというふうに、その仕事のためだけに専門に雇われている人のことを言い、主に、インドにおけるこういう人たちのことを指します。多くの人が働けるという意味ではいい方法かもしれませんが、「メールワラが忙しいのでまだメールが送れません」とか、「電話ワラがお休みなので電話が鳴りっぱなしで…」などというのも困ったもので、どこで分担するかがむずかしそうです。語源はヒンディー語の -vala 「属している」。
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