File No. 1925   ▲Page top
closure
[klʒə(r)]

閉じること、閉鎖、終止

  • She had suffered enough from the break-up and needed closure.
  • The accident leads to the closure of the facility forever.

町の郵便局が閉鎖になったとか、切開した傷口を閉じるなど、物理的な「閉じること」という意味の他に、ずっと気持ちのなかで引きずっていたので、自分なりの「ケリ」(終止)をつけたかったなどという場合にも使います。人生、何十年も生きていれば、嫌なこともたくさん。ということで、あったらいいのが「嫌なこと回収業」。「ご不要になった忘れたいこと、思い出したくないこと… 無料で引き取ります」てなわけで、「あ~、すっきりした」というのも結構ですが、もっといいのは、それをエネルギーにして「良いこと」を作り出します、という前向きなリサイクルかも。語源はラテン語の clausura 「錠、要塞」。

 同義語  closing, end, finish, conclusion, stoppage, termination, cessation


 File No. 1924   ▲Page top
verisimilitude
[verɪsɪmɪlɪtju:d]

真実らしさ、信憑性

  • His comment added some verisimilitude to her story.
  • The article lacks verisimilitude and therefore, hard to believe.

時代劇のはずなのに、なぜか目に入ったのが背景の電信柱だったり、「風邪を引いたので、ちょっと遅れます」という遅刻常習犯の彼は、大きなマスクをしてゴホゴホ言いながら出社してきたなど、その事柄についての「本当らしさ」という意味で使われます。あくまでも、いかにも「それらしい」ということがポイントで、実際のところは、単に寝坊して遅刻したのか、本当に風邪を引いているのかといった事実は関係ありません。語源はラテン語の verisimilis で、veri 「真実」+ similis 「似ている」。つまり、真実に似ていればいいということのようで。

 同義語  realism, authenticity, credibility, resemblance, plausibility, likeliness


 File No. 1923   ▲Page top
inure, enure
[ɪnjʊə(r)]

~に慣らす

  • She is inured to hardships because her life has been such a hard one.
  • Injured many times, he now becomes inured to cuts and bruises.

be 動詞+受身形で「慣れっこ」になってしまったという意味でよく使われます。慣れていると言っても、「また昇給かあ… もう、慣れっこよ~」といった良い事柄に対して「慣れる」というよりは、「また徹夜ですか?」「なに、もう慣れっこさ」とか、「ウチの社員食堂、マズイっすよね」「もう、この味にも慣れたよ」など、好ましくない事柄に対して慣れてしまうという場合を言います。あまり、良くないことには慣れたくないもので、そのうち正常な感覚が失われるのではないかという危惧もありますが、限りなく、たくましくなれるのは事実です。語源は、enured 「習慣的な」(「中へ」という意味の接頭辞 in  ure 「使用」)。


 File No. 1922   ▲Page top
sustainability
[səsteɪnəbíləti]

維持可能性、サステナビリティ

  • The term sustainability is often used concerning how to keep ecological systems healthy.
  • The program measures the economic sustainability of business operations.

「大統領、また資源切れです」「うむ、またウラン星から買ったらどうだ?」「いや、彼らはもう売らんと言ってきてます。いや、シャレじゃござんせん」「う~ん… よし、資源豊富なペトロ星を植民地にしてしまおう」なんて安易な考え方は通用しませんね。こんなことにならないようにと、最近、あちこちで議論されているのがこれ、サステナビリティ。何だか言葉だけが先走っていますが、未来のために、地球の環境をいかに維持していけるかという問題は避けては通れません。本来は、環境だけでなく、いろんなことに対して使われ、ある状態などを維持することができる可能性といった意味があります。語源はラテン語の sustinere 「支える」。


 File No. 1921   ▲Page top
minion
[mɪnjən]

お気に入り、子分、寵児

  • He was found by the king and later became his minion.
  • The man was not charged because he was a minion of the president.

ボスの子分、社長のお気に入りといった意味の単語ですが、大勢の中から「この人物」というのを選んで後継者として育てているという前向きな「お気に入り」というよりも、権力や影響力のある人物に卑屈に取り入って子分になっているような人という意味のほうが強いようです。また、嫌いだが優秀なので「お気に入り」にしているというようなこともなく、感情的な好き嫌いが大きなウェイトを占め、部下や家来というよりも、「手下」や「コンパニオン」、あるいは「腰巾着(こしぎんちゃく)」といった感じになるでしょう。語源は古フランス語の mignot 「親愛なる、可愛い」。

 同義語  henchman, underling, lackey, dependant, hanger-on, sycophant, flatterer, lickspittle




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