Kabayaki
かばやき, 蒲焼き
タレをつけて焼いた魚の切り身
美味しいかば焼きは、焼くときにつける「タレ」で決まります。タレを作るときの主な材料は、醤油、砂糖、みりんや酒などですが、その混ぜ合わせ方で味や香りが変わってくるわけです。もちろん、それだけではなく、タレと材料の微妙な組み合わせによっていろんな味を楽しむことができます。かば焼きといえば真っ先に思い浮かぶのが「ウナギ(鰻)」のかば焼きです。しかし、それ以外にも、味はウナギに似ていますが脂肪の少ない「アナゴ(穴子)」、ややゴツゴツした舌ざわりが特徴の「ハモ(鱧)」、そして、イワシ(鰯)やサバ(鯖)のかば焼きにもオツなものがあります。さて、この「かば焼き」の「かば」ですが、もちろん、動物の「カバ」を焼くというのではなく、「樺」の木の皮に似ているからだという説や、「蒲」という植物の穂に似ているからだという説があります。
(写真:ウナギのかば焼き。)
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