Shōyu
しょうゆ, 醤油
大豆を発酵させて作った調味料
刺身や煮物、うどん、かば焼き、すき焼き… 日本料理に醤油がなければどんなに退屈で味気ない料理になるかわかりません。かつては「たまり」と呼ばれ、その起源は鎌倉時代(1192~1333)にまでさかのぼると言われます。ある記録によると、人々に金山寺味噌(和歌山県などの名物)の作り方を教えていたある僧が、やり方を間違えた結果、偶然できたのが醤油だということです。1603年にイエズス会の宣教師によって出版された日葡辞書(日本語ーポルトガル語辞書)では、「味噌から作られた非常に美味なる液体で料理に使われる」という定義がされていたようです。地域や用途によって大きく「濃口醤油」(色が濃い)と「薄口醤油」(色が薄い)があります。濃口醤油は関東でよく使われますが、煮物や麺類のスープを作る場合は、関西で人気のある薄口醤油が使われます。
(写真:奈良の特産の醤油。)
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