Sukiyaki
すきやき, 鋤焼(き)
牛肉と野菜煮込んだ鍋料理
みんなで一つの鍋からそれぞれが食べたいものを取って食べる「鍋料理」の定番が「すき焼き」です。年末に行われる「忘年会」や新年の始めの「新年会」にもよく登場します。みんながおつまみをつまみ、お酒を飲みながら、歓談している間に、有志(鍋奉行とも)とおぼしき人が、肉を焼き始め、砂糖と醤油で味つけをし、次に、豆腐やネギ、こんにゃく、麩、春菊(食べられるキク科の野菜)、マロニー(透明な麺の一種)、餅などをしかるべき順番で鍋に入れていきます(有志に言わせると順番は絶対だとか)。そして、「もう食べてもいい」という許可が出たら、まず生卵を割って、自分の器に入れてよくかき混ぜます。その中に、鍋から取り込んだ食材を浸けて食べるわけです。こうすることで、味がより豊かになるのです。ちなみに、一つの鍋をみんなで共有するので、食べるのが遅い人は不利になりがちです。食いしん坊に負けないように、しっかり食べましょう。鍋の中の食材がほとんど無くなった時点で、今度はそこにうどん(麺類の一種)を入れます。あなたのテーブルの鍋奉行が新たに出汁(無料)を注文して、おもむろにうどんを調理し始めるでしょう。
(写真:春菊の代わりに菜の花を入れたすき焼き。)
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