日本
にほん
の
味
あじ
を
楽
たの
しむ
日本
にほん
の
食べ物
た もの
御節料理
おせちりょうり
Last update September 4, 2022
Osechi Ryori
おせち, 御節料理
お
正月
しょうがつ
の
料理
りょうり
そのルーツは
奈良時代
ならじだい
(710〜784)にまで
遡
さかのぼ
るという
日本
にほん
のおせちは、お
正月
しょうがつ
には
欠
か
かせません。と
言
い
うと
大
おお
げさかもしれませんが、
少
すく
なくとも50
年前
ねんまえ
まではそうでした。というのも、
当時
とうじ
のお
正月
しょうがつ
三が日
さん にち
はどこの
店
みせ
も
一斉
いっせい
に
休業
きゅうぎょう
。
世
よ
のお
母
かあ
さんや
奥
おく
さんたちにも、お
正月
しょうがつ
くらいはゆっくりして
欲
ほ
しいというのもあり、
毎日三度
まいにちさんど
のご
飯
はん
には「おせち」(「おせち
料理
りょうり
」とも
言
い
う)しか
食
た
べるものがなかったわけです。
今
いま
では、
華
はな
やかな
商業主義
しょうぎょうしゅぎ
のおかげで、
元日
がんじつ
から
好
す
きなものが
食
た
べられます。しかし、
伝統
でんとう
をおろそかにして
省略
しょうりゃく
してしまう
世の中
よ なか
もいかがなものかと
思
おも
います。そこで、
基本
きほん
に
戻
もど
って、
我が家
わ や
で
用意
ようい
した「おせち
料理
りょうり
」を
紹介
しょうかい
しましょう。
関西
かんさい
では
一般的
いっぱんてき
ですが、うちでも、
三重
さんじゅう
の
重箱
じゅうばこ
に
詰
つ
めています。
中
なか
をのぞいてみると、まずは「
黒豆
くろまめ
」。これは、「
炎天下
えんてんか
で
真っ黒
ま くろ
になって
働
はた
らけ」という
意味
いみ
があります。「
数の子
かず こ
」は「
子供
こども
がたくさん」という
意味
いみ
なので、もうどういう
言われ
い
があるのかわかりますね。「
田作
たづく
り」は「
田
た
んぼの
肥料
ひりょう
」という
意味
いみ
ですが、
乾燥
かんそう
させたカタクチイワシの
料理
りょうり
で、
豊作
ほうさく
を
祈
いの
ります。キントンは「
金
きん
の
団子
だんご
」ということで、「お
金持
かねも
ちになるように」という
願
ねが
いを
込
こ
めています。そして、レンコン(
蓮根
れんこん
)は、たくさんの
穴
あな
から
先
さき
が
見
み
えるということで「
明
あか
るい
未来
みらい
」という
意味
いみ
があり、
昆布
こんぶ
は「よろこぶ」の「こぶ」と
引
ひ
っかけています。そして、「クワイ」は
芽
め
があるので、「
成功
せいこう
の
芽
め
」が
出
で
るようにという
意味
いみ
です。まだまだありますが、「おせち
料理
りょうり
」には、
一年
いちねん
の
幸運
こううん
を
願
ねが
う「
言葉遊
ことばあそ
び」がいっぱい
詰
つ
まっているのです。
おめでたい
食べ物
た もの
がたくさん
詰
つ
まったおせち
料理
りょうり
。
一口
ひとくち
サイズの
数の子
かず こ
と
伊達巻
だてまき
(
華
はな
やかな
卵巻
たまごま
き)。
銀杏
ぎんなん
を
乗
の
せた
田作
たづく
りと
百合根
ゆりね
のキントン。
中
なか
に
肉
にく
を
詰
つ
めた
昆布巻
こんぶま
き。
お
祝
いわ
い
気分
きぶん
を
盛り上
も あ
げるカラフルな
コンニャク
。
長寿
ちょうじゅ
を
願
ねが
う
海老
えび
、
棒鱈
ぼうだら
(
乾燥
かんそう
させた
鱈
たら
を
甘
あま
く
煮
に
たもの)、クワイ、その
他
た
。
おめでたい
食べ物
た もの
がたくさん
詰
つ
まったおせち
料理
りょうり
。
一口
ひとくち
サイズの
数の子
かず こ
と
伊達巻
だてまき
(
華
はな
やかな
卵巻
たまごま
き)。
銀杏
ぎんなん
を
乗
の
せた
田作
たづく
りと
百合根
ゆりね
のキントン。
中
なか
に
肉
にく
を
詰
つ
めた
昆布巻
こんぶま
き。
お
祝
いわ
い
気分
きぶん
を
盛り上
も あ
げるカラフルな
コンニャク
。
長寿
ちょうじゅ
を
願
ねが
う
海老
えび
、
棒鱈
ぼうだら
(
乾燥
かんそう
させた
鱈
たら
を
甘
あま
く
煮
に
たもの)、クワイ、その
他
た
。
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