Kombu
こんぶ, 昆布
海藻の一種
重箱(料理を入れるための漆塗りの箱)にきれいに盛りつけたおせち料理(お正月のために準備する特別な料理)のなかに入っていなかったらちょっと残念なのがこの昆布。なぜなら、「こんぶ」は略して「こぶ」とも言い、「こぶ」というのは、「よろこぶ」(喜ぶ)に通じるからです。単なる語呂合わせには違いありませんが、それでも新年は申し分のないスタートを切りたいものです。また、かつおぶしとならんで和風出汁の定番でもあります。でも、それだけではありません。それこそ店頭にはあらゆる昆布食品が並んでいます。たとえば、筆者の母が醤油とお湯をかき混ぜて作る即席のお吸い物に欠かせないのが「とろろ昆布」で、酢漬けにした昆布を薄く削って乾燥させた商品です。さらに、ご飯が進む一品として、塩をまぶした「塩昆布」、乾燥させた昆布の粉末をお湯に溶かして飲む「昆布茶」など、出汁からおかず(副食)、そしてお茶まで、まさに昆布はみんながよろこぶ食品だと言えるでしょう。

出汁をとるための昆布。
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昆布の佃煮。
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中に魚肉を入れて巻いた昆布巻き。
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出汁をとるための昆布。

昆布の佃煮。

中に魚肉を入れて巻いた昆布巻き。
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