お浸ひたし

野菜やさいを茹ゆでて出汁だしに浸ひたしたもの

メインディッシュ（肉料理にくりょうりや魚料理さかなりょうりなど）も出来上できあがり、汁物しるものや漬物つけものもそろえて、ご飯はんも炊たけた。「でももう少すこし何なにか足たりないな、何なにか簡単かんたんに作つくれるものはないかな」というときにはこれ「おひたし」。「おひたし」という言葉ことばは「浸ひたす」というところから来きたもので、食材しょくざい（主おもに野菜やさい）を茹ゆでて出汁だしに浸ひたすという料理法りょうりほうを言いいます。でも最近さいきんでは、食材しょくざいを普通ふつうの水みずで茹ゆでて、軽かるく絞しぼって「出来上できあがり」という方法ほうほうも「おひたし」と呼よばれています。忙いそがしい現代人げんだいじんにはぴったりですね。で、出汁だしはどうなったのかって？ご安心あんしんください。そこで登場とうじょうするのが「醤油しょうゆ」です。醤油しょうゆには料理りょうりの味あじを引き立ひ　たてる旨味うまみが含ふくまれているので、出汁だしの代かわりにもなります。というわけで、さっと醤油しょうゆをかけて、お好このみでかつおぶしを振ふりかけて食たべるのもいいでしょう。おひたしに使つかわれる代表的だいひょうてきな野菜やさいには、ほうれん草そう、菜の花な　はな、小松菜こまつななどがあります。

菜の花な　はなのおひたし。	つくしのおひたし（写真しゃしん：T. KOGA）。	わらび　のおひたし。

菜の花な　はなのおひたし。 つくしのおひたし（写真しゃしん：T. KOGA）。 わらびのおひたし。