そもそも発音って? 日本人も英語圏の人もみな同じ人間。発声器官の構造が違うのかな―なんて、そんなことはありませんね。みんな平等に備わった器官です。それを使って出す音だから、あなたにも必ず発音できるはずなのです。さあ、自信を持って、まず口をあ~んと開けるところから(歯医者さんじゃありませんが)始めましょう。 |
調音器官について 日本語は口だけあれば発音できるのに、英語はいろんな口のパーツを使わなきゃならないので忙しくて―なんてこともありません。日本語だって唇を丸めたり、舌を動かしたりしているんです。意識していないだけですね。ここでは、英語の発音に活躍する口関連の器官たちを見てみましょう。 |
母音と子音について 母なる音と書いて母音(ぼいん)。子供の音と書いて子音(しいん)。「母音」とは、日本語で言うと「あいうえお」にあたる音のことです。母音が入ることで安定した音になりますが、人間も同じですね。小さな子供にとっては「お母さん」は安心の存在。最近の日本では大きくなった子供も不安定なのか、入社式などにも現れたりする存在です。 |
どんな発音があるのか? さて、「母音」と「子音」について理解したところで、実際に唇や歯、歯ぐき、舌など、人間として生まれつき備わった器官を使って出す音にはどんな音があるのかということを見てみましょう。同じ「母音」でも短い音もあり、長く伸ばす音もあります。また、使用する器官によって「子音」もいくつかの種類に分類されます。 |
発音記号について さすがにアルファベットは覚えたが、単語のスペルも覚えなきゃならないし、ただでさえ大変なのに、今度は発音記号?と思われるかもしれませんが、これを発明した人も「ますますむずかしくしてやれ」などという意地悪な気持ちからではありません。むしろ、発音記号を知っておくことであなたは確実に英語の発音をマスターできるのです。 |
英語の母音 日本語は「あいうえお」の5種類しかないのに、どうして英語にはこんなにたくさんのバリエーションがあるの?という方は、口を大きく開けたり小さく開けたり、また、舌の位置をいろいろに動かしながら「あ」と言ってみてください。いろんな音色の「あ」が出ますね。そうです、同じ「あ」でも1種類しかないというほうが不思議かも。 |
英語の子音 英語の音は欲ばり(?)。日本語のようにあまり口を動かさないで「ぼそぼそ」としゃべっていられるならラクなのに、唇や歯、舌などを活発に使う活動的な発音をするのが英語。最初はちょっと口が疲れるかもしれませんが、慣れてしまえば大丈夫。思い切って堂々と発音することで、表情豊かな顔つきになれるかも。 |