命題:日本人はなぜ英語がヘタなのか?学校出てから早や○十年。英語は好きだったし、英語の成績もまあまあ良いほうだった。でも、英語がしゃべれない、聞き取れない、自信もない…。だからというわけなのか、国際会議などでも、インド人やイタリア人を黙らせることと日本人に発言させることくらい難しいものはない――といった国際ジョークのネタにもなったりで、日本人の寡黙さは有名。 日本人は英語がヘタだと言われるし、事実、多国籍チームで行われるスポーツなどでも、「日本人は英語がわからないからチームに入れたくない」など敬遠されるという話も聞いたことがある。日本人ってそんなに英語がヘタなの?インド人やイタリア人だってブロークンな英語で決してうまいとは言えない。でもしゃべってる、他の人が英語で言うことを理解しているようだ。なぜだろう?なぜこうも、日本人は英語がダメなのか? このコーナーでは、こんな嘆かわしい現実を見すえ、なぜそうなのか――について、あらゆる仮説を立てながら分析し、対策につなげていきたいという趣旨で成り立っています。もちろん、どんな現象であれ、理由は1つとはかぎりません。「日本人が英語が苦手、ヘタ」だという理由も複数の要因が作用しあっていると言えます。 どいうことから、「それは絶対にない」とか「ずばりこの理由だ」といったとらえ方ではなく、それも理由の1つだろうというスタンスで進めていきたいと思います。
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