Last update January 2, 2023


Comma , コンマ (4)


4.  付加情報を付け加える場合に使用。   戻る


まず、例文を見てみましょう。

 a) The Silver Bridge, which spans the Key Coast River, is falling down.
 b) It rained so much, and though it has stopped now, it will prevent people from going out in the field.

受験英語の英文解釈などの授業で、複雑な文章が出てくると、「まず、無くても意味が通じる部分をカッコ ( )で囲んで、それ以外の文章で意味を考えて見ましょう」などと先生が言われていたのを思い出します。

つまり、このカッコで囲む部分が「付加情報」というわけです。「挿入句」もその類いですね。こういった情報の前後にコンマをつけることで、どこからどこまでが「付加情報」なのかが一目でわかり、文章全体の理解がしやすくなります。

前述のように、「付加情報」の挿入の仕方としてコンマで囲むという方法があるわけですが、コンマだけとは限りません。カッコで囲んでしまう場合もあれば、ダッシュ(―)を使うというやり方もあります。

同一文章のなかに「付加情報」を挿入するということは、言いかえれば、挿入先の文章全体の流れを一時遮断するということになります。その遮断の程度によって、コンマなのか、括弧囲みか、ダッシュなのかという使い分けをします。

コンマを使う場合は、最も文章の流れへの影響が少ない、つまり遮断の程度が軽い、ということになります。括弧はそれよりも強い場合、ダッシュはさらに遮断度が強くなります。