File No. 855   ▲Page top
peddle
[pedl]

行商をする、小売する

  • His father peddles farm products for a living.
  • He is peddling rumors of layoffs and bankruptcies.

春先になると「わらび餅」で夏になれば「かき氷」、懐かしいところでは「え~金魚」や「さお竹~」など、大きな店をかまえてディスカウントショップといった販売業ではなく、家々を回ったり、あちこちを巡回したりしながら商品を売ることを言います。また、売るものは形あるものだけではありません。夢や希望売るとか、「知ってます?ウチの会社危ないみたいですよ」といった噂などをせっせとばら撒いて歩くという場合にも使われます。語源は不明ですが、peddler 「行商人」から逆に peddle という動詞が生成されたようです。


 File No. 854   ▲Page top
jolly
ɑlɪ/ʤɔlɪ]

愉快な、楽しい、楽しい気分にさせる

  • They are going to have a jolly good time this weekend.
  • We found him deeply depressed and decided to jolly him up a little.

テンションが高い、ハイな気分、ワクワク、ドキドキ… などといろいろ表現されますが、精神が高揚し楽しく愉快な気分になっている状態を言います。青空広がる快適な天気なら心も晴々ですが、雨が降ると陰鬱な気分になるということもあります。しかし、愉快な気分が強いときは、雨もまた楽し、風もまた嬉し、雷もいとおかし、徹夜の残業もまた喜ばし…。いいですね。ただし、愉快な気分を持ち続けるにはそれなりの工夫が必要なようです。語源は古フランス語から変化した中世英語の joli 

 同義語  happy, funny, lively, sunny, cheerful, merry, exuberant, jubilant


 File No. 853   ▲Page top
mufti
[mʌ́ftɪ]

平服、私服

  • Police officers both in uniform and mufti were standby at the scene.
  • He looked friendly, but he turned out to be an enemy soldier in mufti.

私服警官と言ってもリラックスして遊んでいるのではなく、ちゃんと仕事をしています。安心させてしっかり逮捕というわけで、私服を着る場合にも、派手なアロハシャツとかパリモードのような格好をしていては逆効果。一般の人々と区別がつかないような目立たないスタイルがポイントです。また、イスラム法典の解説者といった意味もあります。語源はアラビア語の mufti judge (法を解釈する人)」で、身につけていた制服がいかにも平服のように見えたところから。つまり、制服の意味が私服になってしまったわけです。


 File No. 852   ▲Page top
contiguous
[kəntɪɡjʊəs]

隣接する、引き続いた

  • These three facilities should be built contiguous to one another.
  • The data may be written in several non-contiguous locations on the disk.

秋深し隣は何をする人ぞと言いますが、最近ますます希薄になってくるご近所づきあい。隣は隣でも、「うちの隣は1キロ離れた○○さんの家」などというのではなく、太郎さんのお父さんと花子さんのお父さんは兄弟で同じ敷地内に隣接して建っている隣同士ですというのがこの単語。まさに、「切れ目」のない隣を言います。コンピュータ関連でもよく使われ、たとえばあちこちに散在して保存されているデータの切れ端を隣接状態にまとめるのがデフラグ(defragment)。画面に表示してみると、びっしりと画面を埋め尽くす小さな四角たちがけなげに「塊」になっていく様子がよくわかります。語源はラテン語の contingere 「接触する」。

 同義語  neighbouring, bordering, adjacent


 File No. 851   ▲Page top
shank
[ʃæŋk]

足、柄、軸、すね肉、靴の土踏まず

  • The shank size of the bolt determines the size of the spanner.
  • A steamed shank of beef or well-minced meat is used for the soup.

一般に「脛(すね)」と呼ばれる膝と足首の間の部分。牛肉や羊の肉などのすね肉を指す場合にも使われます。その他、植物などの茎やタバコのパイプの柄などの真っ直ぐに伸びた狭い部分を指します。また、 go on (ride) shank's mare (pony) というと「徒歩で行く」の意味で、そのルーツはスコットランドだとか。昔は、遠方に移動する手段は馬しかなかったので、その馬が手に入らなければ、自分のshank を使って移動するしかないというわけです。このshank を人の名前に見立てて、「シャンクさんの雌馬」というふうに言葉遊びをしたのではないかという説もあります。shank の語源はギリシア語の skazein 「足を引き摺って歩く」。



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