File No. 2305
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filibuster
[fɪləbʌstə(r)]
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審議引き延ばし戦術、議事進行を妨害する(者)
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- Filibustering is a tactic used to delay or obstruct the passage of legislation.
- They used a filibuster to block voting for the bill.
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「ただ今より、この"遅刻罰金制度"について議決します」というときに、たとえば、「その前に一言だけ」とか言いながら、「え~、私たち遅刻心理調査グループの調べでは、遅刻の心理的な理由として、一、仕事がおもしろくない、二、会社が楽しくない、…」といった長いスピーチをするうちに、「あ~、もう会議の時間終わってますよ」「しかたないですね、続きは次回の会議で」というふうな展開に持っていく戦術のこと。実際には政治の世界で法律の制定を妨害したり、遅らせたりするときなどに使われます。語源はオランダ語の vrijbuiter 「海賊」。
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File No. 2304
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toll
[toʊl]
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鐘が鳴る、鐘が知らせる、鐘の音
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- For Whom the Bell Tolls" is famous a novel written by Ernest Hemingway.
- The death tolls in the war are still increasing day by day.
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「やっぱ、秋は柿だね」「甘くて美味しいね」(ゴ~ン、ゴ~ン)「あ、お寺の鐘だ」「法隆寺かなあ」なんてことで、鐘が鳴る、鐘を鳴らすことで何かを知らせる、または、そういった鐘の音という意味の単語。同じ鐘を鳴らすでも、「♪キンコンカンコンカ~ン」といった喉自慢大会のような鳴り方ではなく、ゆっくりと定期的に鳴る様子を言います。西洋では、人の死を告げる場合にも鐘が鳴らされていたことから、ニュースなどで death tolls は何人になったなどという表現を使いますが、これは災害などでの死者の数のこと。語源は古英語の -tyllan 「引く、そそのかす」。
同義語
sound, strike, knell, clang, signal
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File No. 2303
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foliage
[foʊliɪdʒ]
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(集合的に)木の葉
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- I found a bird hidden in the foliage of a tree.
- Red and yellow foliages are a beautiful autumn gift from nature.
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「みなさん、宿題の紅葉の押し葉、できましたか?」「はい、先生」「へえ、可愛い紅葉ね」というときは、だいたい一枚(あるいは数枚)の葉っぱ。「ヒロシくん、な、なんですか、その木は…」「紅葉の木を丸ごと押し葉(木?)にしてみました」ということで、木の葉一枚ずつではなく、木全体の葉の茂みを集合的に指します。「山田さん、緑色のスーツから赤いスーツに衣替えだね」「会社の木々も紅葉してきたんで、緑じゃすぐに見つかっちゃうからね」てなことで、語源は古フランス語の foille 「葉」。その他、低木の茂みという意味でも使われます。
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File No. 2302
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dog-eared
[dɔ́(:)ɡɪə(r)d]
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ページの隅が折れた
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- His book is dog-eared and worn out because he had read it hundred times.
- I dog-eared some important pages of the book.
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本をぱらぱらとめくっていたら「あ、犬の耳…」「ああ、それ、ポチの片耳がとれたんで…」ということではなく、本のページが折れているという意味。で、なぜ折れているかというと、「ヒマつぶしにページを折って」というよりは、何度も読み返したりするうちに、ページの隅っこが自然に折れてきたとか、ここは大事なのでページを折っています、といった本そのものを積極的に活用しようという姿勢が表れています。また、擦り切れてボロボロになった本などを形容する場合にも使われます。動詞形は、dog-ear で「ページを折る、ボロボロになるまで使う」という意味。
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File No. 2301
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rally
[ræli]
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結集する、再召集する、回復する、大会、集会
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- He rallied from his illness and now back in the battle.
- He said his pet phrase several times in the rally.
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結集する、集会といった意味の単語ですが、「迷惑メール撲滅! Yes we can! 」「あなたも菊の花を栽培しよう! Yes we can! 」てなことで、「これ、一体何の集会ですか?」「Yes we can! の会です」というのではなく、同じ目的のもとに結集する集会という意味で、政治的な脈絡でよく使います。また、「敵だ、強そうだ、逃げろ!」など、バラバラになった隊を再び集めて再編成するという場合にも使われます。また、病気などの良くない状況からいきなり回復するという意味もあります。語源は古フランス語の ralier (re- 「再び」 + alier 「団結する」)。
同義語
convention, congress, assembly, congregation, recovery, revival, renewal, resurgence, reorganize, reassemble, recuperate, recover
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