File No. 875
▲Page top
|
itinerant
[aɪtɪnərənt]
|
巡回の、巡回説教者
|
- He was an itinerant worker and not entitled to deductions for work-related expenses.
- He was an itinerant preacher for three years.
|
今日は北海道、明日は沖縄、明々後日は大阪… など、各地を回って仕事をしたり、教えを説いてまわる人などに対して使う形容詞です。ただし、一度行ったら行きっぱなしというのではなく、ぐるっと一回りしたらまた戻ってくるという「巡回」のニュアンスがあります。こういう人のことをよく「根無し草」とか「旅がらす」、あるいは「フーテン」などと呼ばれますが、一箇所に定住する農耕民族である日本人にとっては違和感があるのでしょうが、遊牧民族にとってみれば当たり前のことですね。語源はラテン語の iter 「旅」、「行く」という動詞の ire 。やはり、行って見なけりゃ何も起こらないということでしょう。
同義語
journeying, roving, nomadic, migratory
|
File No. 874
▲Page top
|
wonk
[wɑŋk]
|
ガリ勉
|
- His classmates used to say that he was a wonk.
- Many academic books have wonk-style writing which is hard to understand.
|
ダサくて、魅力もなく、人付き合いはまるでダメ、いつもカリカリ勉強ばかりしている人を指して言う俗語。こういったタイプの人はたいてい「ヘンなヤツ」とか「退屈な人」など、まわりの人から笑われたり、疎まれたりすることもあるようです。大統領選などでもアタマの良い優等生タイプは敬遠される傾向もあるようで、たとえ間違ったことを言っても、隣のおっちゃんのようなあの人に1票なんてことも…。しかし、ガリ勉が得意な人はそれはそれで取り得、じっくりつき合うと可愛いところもあるのかもしれません。
同義語
dweeb, grind, nerd
|
File No. 873
▲Page top
|
yelp
[jelp]
|
きゃんきゃん(鳴く)、かん高い声(で鳴く)
|
- In the distance, he heard a fox yelping last night.
- When the dog tried to sniff the lobster, it bit his paw, and the dog yelped and ran.
|
バウワン!といった低い声ではなく、どちらかというと小型犬の「きゃんきゃん」や、大型犬でも悲鳴を上げるときなどの「きゃい~ん!」といったかん高い鳴き声がこれ。かん高い声で鳴くという動詞としても使われます。ところ変われば鳴き声も違って聞こえるのか、英語では、キツネの声に対してもこの単語を使うことができます。日本昔話などでも登場するキツネ。小さい頃からキツネはコンコン、などとインプットされていますが、そう言えば実際聞いたことのないキツネの鳴き声。ケーンケーンとか、カーンカーンなどの説がありますが、いずれにしろ、高音であることには間違いなさそうです。語源は古英語の gielpan 「 boast (誇る)」。
同義語
yap, yowl, shy, yell, wail, screech, squeal
|
File No. 872
▲Page top
|
convivial
[kənvɪvɪəl]
|
宴会の、宴会好きな、陽気な
|
- The bar is a convivial place to enjoy good company in an old-time atmosphere.
- The dining room is perfect for a convivial atmosphere to enjoy your meals.
|
とにかく飲み食いするのが好きだという人、お酒は飲めないが芸達者だという人、お酒も飲めない、芸も無いがただ騒ぐのが好きだという人など、みんな集って楽しい宴会。ということで、人が集まって飲み食いするのが好きだという意味。とは言え、それもひと昔、ふた昔前のことで、今じゃ「飲みにケーション」なんてのも死語で「飲み会なんて意味がないので参加しません」という人も多くなってきたようです。語源はラテン語の convivium 「宴会」、さらに分解すると com + vivere 「ともに生きる」ということで、宴会にも深いものがあるわけです(?)。
同義語
sociable, friendly, merry, festive, genial, fun-loving
|
File No. 871
▲Page top
|
lapel
[ləpel]
|
上着の折り襟(えり)
|
- I caught him by the lapels of the coat and told him something I don't remember.
- He was looking for a nice jacket with lapels and buttons.
|
折り返しになっている襟のことを言いますが、よほど奇抜なデザインでない限り、襟は1対(つまり2枚)ありますので複数扱いで lapels となります。古い言い方ですが、開襟シャツの襟もこのタイプで、その他、コートやブレザージャケット、パジャマ、アロハシャツなどの襟もこれに当たります。たかが「襟」などと軽視してはいけないようで、胸幅の広い人が幅の広い襟のものを身につけると、ますます「幅広」のイメージを与え、逆に細い人が細い幅のものを身につけると貧弱に見えるようです。語源は lap 「折り重なる」+縮小辞の -el 。
|
|