File No. 185   ▲Page top
relent
[rɪlent]

心が和らぐ、和らげる

  • We must not relent on our effort to bring success.
  • The wind did relent in the afternoon.

「お代官さま、どうかご勘弁を!わしら皆、飢え死にですだ。」という必死の訴えに「おお、そうか。そうであったか… よっしゃ、年貢は免除!」などという話のわかるお役所さんがいるかどうかは別にして、ヒューマニティなどからの観点で、同情して、厳しい態度などを和らげたり、大目に見たりすることを言います。逆に「間違ったこと」には決してひるまない!という確固たる心意気を表現する場合にも、否定形として使われます。語源はフランス語経由のラテン語で「緩める」、中世英語では relenten 「溶ける」。いろんなモノが緊縮モードに移行していく今の世の中に、ぜひ、欲しい一語です。

 同義語  be merciful, yield, give in, soften, ease, die down, slacken


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smack
[smæk]

バシッと平手打ち、舌つづみ、唇の音、風味

  • The pub has a beer with strong hop taste and smack.
  • She brought her hand down with a hard smack to the boy's right cheek.

「口」に関するあれこれ… というわけで、いろんな意味があります。美味しいものを食べながら「ヤムヤム」というときの舌つづみから、ほっぺたに「チュ!」という音、日本では神経質なおじさんがよくやる「チッ!」とかいう舌打ち、といったお口のまわりでかなでる音の数々から、独特の「風味、香り」といった意味。また、言うことを聞かない子供が母親に「びしゃっと平手打ち」。彼は、いっぺん「ガツン」といわせないとわからない、といった具合に使われます。


 File No. 183   ▲Page top
cow
[kaʊ]

威嚇する、おびえさせる

  • Don't be cowed by the specter of mad cow disease.
  • The mere look of this weapon has cowed many people in the town.

「僕の好きな動物は犬です、あなたは?」と聞かれて「牛です」というときの cow ではなく、「怖がらせる」という意味の単語。確かに闘牛に出てくる牛は怖いですが、語源はスカンジナビア語で「服従させる」という言葉 kue ということで、あまり関係ないようです。また、「これがうちの牛だ。怖いだろう!ぅも~ん!」「ひえ~っ!助けて!」というのではなく、武器や権力などを提示しながら相手を「威嚇する」という場合などに使われます。かつてブッシュ大統領さんが、テロに対して、毅然とした態度を示したときの言葉が "We will not be cowed." でした。

 同義語  intimidate, daunt, frighten, scare, bully, dismay, awe, subdue


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botch
[bɑʧ/bɔʧ]

やり損い、ぶざまに取り繕う

  • The writer made a botch of his new novel.
  • The new sequel was a botch-up indeed.

映画の主人公じゃないが、ドジな男の子。せっかく彼女の家に招かれたのに、やることなすことことごとく裏目。ここまでやるかという、修復不可能な究極の失敗の連続。それでも、映画はハッピーエンド。しかし、現実はこんなに甘くはありません。不細工なやり方で失敗したり、ダメにしてしまうという単語です。名詞としても使えます。時間もない、予算もない、しかも手間が膨大… といった仕事を「やります!やります!」と引き受けてしまって、とんでもないかっこ悪い結果になるというのもよくある話。文字通り、マッチ一本火事の元、ボッチ(botch)一件、安請け合いから。

 同義語  blunder, gaffe, mess up, bobble


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brood
[bru:d]

卵を温める、くよくよ考える、ヒナ

  • This heat lamp is excellent for brooding your young birds.
  • He was sitting in the kitchen, brooding over painful memories.

ここ数日間、まるで鳥が卵を温めるようにうずくまって悩んでいる様子だ。ということで、「鳥が卵を温める」、「くよくよ考える」という意味があります。この2つの意味に直接関連があるかどうかは不明です。心配ごとや、過去に起こったイヤな出来事などを思い起こして、うじうじ考えてしまうというのは、よくある話。いつまでもくよくよしていても、鳥のようにヒナが孵(かえ)ってくるわけではありません。そんなときは、思い切って外に出ましょう!公園にでも行って、思いっきり青空をみつめて、新鮮な空気を吸って、a brood (ヒナの群れ)などを眺めながら、気晴らしをしてみましょう。

 同義語  offspring, young, litter, chicks, obsess, muse, ponder, mull over, mope, ruminate



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