File No. 1965
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peruse
[pəru:z]
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熟読(精読)する
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- She perused the textbook and succeeded in the exam.
- His life begins by perusing newspaper every day.
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「読書の時間です。この本を今日は最後まで読んでみましょう」「…はい、先生、読み終わりました」「早いですね、ヒロシくん。どんな読み方をしましたか?」「斜め読みです」といった読み方ではなく、じっくりと、丹念に、注意深く読むことを言います。ちなみに、もともとこの単語には、「最初から最後まで読む」といった意味があったようで、そのせいか、なかには「ざっと目を通す」といった意味で使う人もいるようですが、あくまでも、腰をすえて熟読するというのが正しい意味です。語源は中世英語の perusen 「使いきる」ということで、やはり、集中力を使いきる真剣さで読むというわけです。
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File No. 1964
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bumpkin
[bʌmpkɪn]
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田舎者、いなかっぺ
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- He may be a bumpkin, but he is a strong karate fighter.
- I must be a bumpkin, I don't understand even a single word they say.
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発音がカボチャと似ているところから「田舎のおばあちゃんが送ってくれたバンプキン・パンプキンで~す」などといった語呂合わせをしたくなったりしますが、こういった単純なノリこそが「いなか者」なのかも(?)。それにしても、英語にはなんと多い、「田舎者」を表す言葉。以前に紹介した hillbilly や clodhopper にも同様の意味があります。「洗練さがなく、教養がない人」といった定義が一般的で、あくまでも個人を指して言うことが多いのですが、この bumpkin は、もともとは、辺鄙な地域に住んでいる人々全体を意味する単語だったようです。語源はフラマン語の boomken 「低木」。
同義語
yokel, lout, hillbilly, peasant, clodhopper
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File No. 1963
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boggle
[bάɡl/bɔ́ɡl]
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驚く、ぎょっとする、ひるむ、ヘマをする、驚かす
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- Older people are often boggled at the language young people nowadays use.
- He boggled in the interview, which really boggled his mind.
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「コンピューターで犯罪なんて、恐ろしいもんが出来たもんだ」「いや、インターネット自体、怖くもなんともないよ。おばあちゃんの話、ボクのホームページに載せてもいいかな?」「やめとくれ、魂を吸い取られちまうよ」てなことで、事実や考え方などにぎょっとする、あるいは、疑いや恐怖から何かを敬遠するといった意味があります。「それより、アイロンかけたいんでこのコンセント抜くよ(ブチッ)」「あー!!!パソコンの電源が…!」といったヘマをすることで、「だから言わんこっちゃない、コンピューターは怖いんだよ」とますますひるんでしまうというわけです。語源は bogle 「お化け」の変形。
同義語
falter, waver, dither, astonish, stagger, bewilder, astound, confound
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File No. 1962
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boneshaker
[bóʊnʃeɪkə(r)]
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乗り心地の悪い乗り物
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- The bike he gave me was really a boneshaker.
- We took a ride on a boneshaker bus, which took us to the town.
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「乗り心地の悪いバスですね」「うむ。体中の贅肉が揺れてるよ」「ボクなんか、全身の骨がガタガタ言ってます」てなことで、骨が揺れるほど乗り心地が悪い乗り物という意味で、ポンコツ車とか、オンボロ自転車など、車輪のある乗り物に対して使います。言ってみれば、自転車に乗ってたら途中でタイヤの空気が抜けていたとか、最悪、パンクしたときなどに、時間もないし、距離も遠い、仕方ないので乗っていこう、というときの乗り心地がまさにこれ。頬がブルブル、骨もガチガチ、この振動が余分な脂肪を燃やし尽くすなんてこともないようで…。
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File No. 1961
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saltire
[sæltɪə(r)/sɔ:-]
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X形の十字、聖アンドリューの十字
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- The Flag of Scotland is a blue field with a white saltire.
- A red saltire (representing Ireland) was incorporated into the Flag of the United Kingdom.
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クロス(十字架)の種類にもいろいろあるようで、斜めに十字を構成する「×」型の十字架のことを言います。スコットランドの守護聖人でもあった聖アンドリューが磔(はりつけ)にされたときの十字架がこの形だったことから、聖アンドリューの十字とも呼ばれ、スコットランド国旗にもなっています。そもそも、この十字架が国旗として使われるようになったのは、832年のアングル人との戦いから。青空にこの十字が白い色で現れ、苦戦していたスコットランド人を勝利に導いたのだとか。また、同じ「×」型で赤い色のものを聖パトリック十字と呼ばれています。語源はラテン語の saltare 「ジャンプする」。
https://www.thefreedictionary.com/saltire
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