File No. 2035   ▲Page top
jawbreaker
ɔ:brkə(r)]

発音しにくい音、かたいキャンディー

  • This candy is a jawbreaker and takes so long to consume it.
  • He tried to impress people by using all these jawbreaker words.

jaw 「あご」を break 「こわす」ということで、噛み砕いたりすることができないほど硬いキャンディーのことを言います。最初は商品名として使われていたのが、こういった種類の硬いキャンディーを表す普通名詞として使われるようになったとか。しかし、もともとは「発音しにくい単語」という意味のほうが先で、19世紀初頭に登場。その後、「歯医者」を表す軽蔑語としても使われることもあったようです。単語だけでなく、舌をかみそうな読みにくい文章とか、むずかしい専門用語などを指して使う場合もあるようです。また、岩や鉄などを砕く機械という意味もあります。


 File No. 2034   ▲Page top
distress
[dɪstres]

苦悩・悲嘆(させる)、困窮(させる)、細工する、悪化、遭難

  • She is in great distress and deprived of all hope.
  • They received a distress call from a ship reported missing for 10 years.

苦悩や困窮、悲嘆、あるいは、そういったものを及ぼすという動詞としても使われます。また、海や山で distress call と言うと、「困ってるんです」といったレベルではなく、「遭難」の連絡になり、「遭難しました」「へー、そうなんですか」などとシャレたりしているときではなく、困窮度も高いというわけです。また、「古く見えるように細工が施されていますが、実際は平成になってから作られたものです」など、工芸品などに細工を施すという場合や、この道路はもうかなり傷んでいるといった、物理的な悪化を表す場合にも使います。語源はラテン語の distringere 「妨げる」の過去分詞。

 同義語  suffering, pain, worry, anxiety, grief, misery, agony, discomfort


 File No. 2033   ▲Page top
chimera
[kaɪmíərə]

怪物、キメラ

  • Chimeras are formed from four or three parent cells.
  • Chimera is a monstrous creature with a lion head, snake tail, and goat body.

「キメラ」などと言うと怪獣の名前のようですが、もともとはギリシア神話に出てくる怪物のことで、頭はライオン、胴体はヤギ、尻尾はヘビという、複数の動物の体の部分を備えているのが特徴。それが語源となって、生物学の世界でも、2つの異なる遺伝子情報を持った動物のことをこう呼ぶようになったようです。人間も例外ではありません。お母さんと子供の遺伝子を比べたら合致しないということがあり、さらに調査を進めていくと、お母さんが2つの遺伝子セットを持つ「キメラ」だったという例もあります。その他、神秘的、幻想的な装飾建築物という意味もあります。


 File No. 2032   ▲Page top
wield
[wi:ld]

振るう、手に持って使う、行使する

  • The hero wielded his weapon to defeat the enemy.
  • Those who have power should wield their power wisely to help people.

「じゃあ、今日は、わたしが料理の腕を振るって…」「あの、お母さん、包丁を持つ手が震えてるよ」「だから、手を振ってるんじゃない」というのではなく、何かを行うために、道具などを上手に、鮮やかに使いこなすという意味の単語。とはいえ、「お母さん、あれだけ包丁さばきも見事に、薄切りとかいちょう切り、半月切りとかでジャガイモを切ってたのに、結局できたのはマッシュポテト?」というのも寂しいもので、やはり、結果も見事でありたいもの。その他、権力や影響力などを行使するという意味でも使います。語源は古英語の wealdan 「統治する」。

 同義語  brandish, manipulate, handle, exert, exercise, command


 File No. 2031   ▲Page top
hypocorism
[haɪpkərɪzəm/haɪpɔ́kə-]

愛称、ペットネーム

  • Johnny is a hypocorism for John.
  • They began to call him by the hypocorism "E.T. Scan."

Kate の愛称は Kitty William  Billy など、名前を縮めた呼び方のこと。日本でも、昔ながらの「みっちゃん」とか「てっちゃん」など、名前の最初の文字に「ちゃん」を付ける呼び方が一般的ですが、なかには「―やん」を付けるもの、最近では「―りん」を付けたりするものもあるようです。また、奥さんのことを honey と呼ぶなど、家族、友人の間で親しみを込めて呼ぶペットネームという意味でも使われ、日本では、名前ベースや子供ができた家族では「お父さん、お母さん」などお決まりですが、英語圏ではバリエーションが豊富です。語源はギリシア語の hupokorizesthai 「愛称で呼ぶ」。




 A Word a Day in the Past  これ以前の過去の単語



 英単語リスト 

 ページリスト 
 ページリスト

 これまでの今日の英単語 
Page406 |  Page405 |  Page404 |  Page403 |  Page402 |  Page401 |  Page400 |  Page399 |  Page398 |  Page397 | 


▲Page top